メガネを洗剤と水で洗って、水をティッシュで拭き取る。そんな作業をずっと続けていましたが、メガネに僅かな傷がついた。そんな経験はありませんか?
スマホの画面やメガネ・CD・時計などを拭く時に、そのモノを傷つけずに優しく拭きたい。そう思ってネットを検索していたら、良い製品を発見しました。
その名も「キョンセーム」。本物の鹿の皮です。
キョンセームとは?
主に中国に生息する小型の鹿の皮で、傷の少ない個体のみを使用した物のことをキョンセームと言います。古くは刀剣や宝石の手入れにも利用されてきました。
キョンセームの特徴
キョンセームは非常にきめが細かく、現代の技術をもってしても、人工的に作ったクロスはキョンセームのきめ細かさに勝てません。
よって、テレビ画面・OA機器・DVD・CD・家具類・楽器類・メガネ・時計・貴金属・スマホなど色々なものを拭くのに適しています。また、キョンセームで洗顔すると、毛穴の汚れが落ちると一時流行ったこともあります。
キョンセームの能力
- 油分を必要としない物からは油分を取り除き、油分を必要とする物には加脂し最適な状態に仕上げます。
- 手入れする物を傷つけない研磨能力があります。
- 人工のクロスに比べて数倍の給水能力があります。
- 静電気を除去する能力があるので、テレビ・パソコンの画面などを綺麗にするのにも向きます。
キョンセームの使用方法
キョンセームには表面(吟面)と裏面(床面)があります。KASUGAのキョンセームは、キョンセーム印がある方が表面となります。
- 表面
裏面に比べて全ての能力が勝ります。仕上げ作業向きです。 - 裏面
表面と比べると性能能力は劣りますが、滑り心地が良いので、埃等をとる初期作業に向いています。
皮を育てよう
キョンセームの初期性能は90%ぐらい。クロスは一般的には消耗品という位置付けですが、キョンセームは使い込むうちに、100%の能力を発揮します。革製品の特徴である成長を楽しめるのも、キョンセームの魅力の1つです。
キョンセームの手入れ方法
少々汚れたぐらいでは、わざわざ洗う必要はありません。できるだけ使い込んでから洗うようにしましょう。洗い方としては、40度ぐらいのお湯で石鹸を使って押し洗いをしてください。
乾燥は陰干しをして、少し濡れている状態で四方八方から手で引き延ばし、その後更に乾燥させます。乾燥後、再び引き延ばし手で少し揉んでください。
総評
私は主にメガネとApple Watchとパソコンの画面を拭くのにキョンセームを使っています。購入してまだ1ヶ月ぐらいですが、拭いた時に埃も脂も水気も一斉に除去できるので気に入っています。傷がつきにくいのがやはり嬉しい。皆さんも拘りのクロスとして、キョンセームはいかがでしょうか?