コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。
寒くなってくるとついつい使ってしまうのが暖房。秋や冬は特に重宝します。
でも、暖房を使うとなるとどうしても気になるのが乾燥問題。
唇や手が乾燥して荒れたりしますし、喉を痛めて風邪をひいてしまうこともあります。
そこで、バルミューダから発売されている加湿器「Rain」を購入したので、今回はそのご紹介をします。
デザインや使い勝手はもちろん良いのですが、メンテナンス性が特に優れたアイテムです。
当記事では、「バルミューダ Rain」の特徴、実際に使ってみて感じた良いポイント・惜しいポイントをまとめました。気になる方はぜひチェックしてみてください。
BALMUDA Rainの概要
「Rain」は、バルミューダが販売する加湿器です。
主な特徴としては・・・
- 給水タンクがなく、水をそのまま注ぐことができる
- 気化式である
- 綺麗な空気の中で生活できる
- 手入れが楽
- 優れた静音性
- お洒落なデザイン
- スタイリッシュな操作方法
「空気を洗う美しい加湿器」。バルミューダ公式サイトのキャッチフレーズです。
キャッチフレーズが示す通り、ただ加湿するだけではなく、空気中の埃や雑菌を取り除いて健康的な生活をサポートしてくれます。
スペック一覧
メーカー名 | バルミューダ(BALMUDA) |
製品名 | レイン(Rain) |
製品サイズ | 幅350mm×奥行350mm×高さ374mm |
重量 | 約5.7kg(満水時約10kg) |
動作電力 | AC100V 50/60Hz対応 |
コード長さ | 1.8m |
カラー | ホワイト (型番 : ERN-1100SD-WK) |
同梱物
同梱物はこちら。
左上から時計回りに・・・
- コントロールリング
- 本体上部
- 本体下部
- 酵素プレフィルター
- 加湿フィルターホルダー
- 加湿フィルター
- 給水ボウル
- ACアダプター
- 銀イオンカートリッジ
- 取扱説明書
加湿器の必要性
加湿器って必要?そう疑問を持つ方もいると思います。
主に空気が乾燥するのは冬・秋ですが、夏でもエアコンを使用することにより空気が乾燥します。
空気が乾燥するとデメリットとして、
- 皮膚の痒みが出る
- 体のむくみ
- 風邪やインフルエンザ・コロナなどにかかりやすくなる
- 髪がパサつく
- 肌や唇などが荒れる
これらが挙げられます。
もちろん、加湿器だけでこれら全ての問題が解決する訳ではありませんが、湿度を高めることができるので、これらのトラブルの確率を下げることができます。
加湿器の種類
加湿器は、主に以下の4つの種類に分けられます。
- 加熱式
- 超音波式
- 気化式
- ハイブリッド式
それぞれの特徴を見てみましょう。
加熱式
加熱式は、ヒーターにより水を加熱し、蒸気にして空間に放出します。
加熱するので雑菌が空中に舞うリスクは少ない点がメリットです。
一方、蒸気が高温となるため、小さな子供がいる家庭では火傷のリスクがあると共に、加湿しすぎて室内が結露してしまうリスクもあります。
また、ヒーターを使うので他の加湿器の方式よりも電気代が高くなります。
超音波式
超音波式は、水を振動させ、液体を微粒子にして空気に放出する方法です。
加熱をしないので安全性が高く、更に、本体価格や電気代も安く抑えることができます。
一方、元々の水に雑菌が含まれる場合、雑菌ごと空気に放出してしまうリスクがあります。また、水の粒子が大きいため、周りの家具などを濡らしてしまう恐れもあります。
気化式
気化式は、水を含ませたフィルターに風を当てて気化した水蒸気を放出する方法です。
フィルターを通して気体を放出するので水の粒子が細かく、雑菌の放出が抑えられます。加湿し過ぎることもありません。ファンが搭載されるので水蒸気が拡散しやすい点も特徴です。
また、ヒーターレスなので安全性も高く、電気代も安く抑えられます。
一方、モデルによっては静音性に劣る場合があるというデメリットも抱えます。
ハイブリッド式
ハイブリッド式は更に2つのタイプに分けられ、温風気化式と超音波式があります。
温風気化式は、水を含んだフィルターに温風を当てて拡散させます。温風で温めるため雑菌が放出しにくく、温度が一定以上になると気化式に切り替わるので電気代も安く収まります。ただし、本体価格が高いのがデメリットです。
超音波式は、ヒーターで加熱した水を超音波で拡散させます。水を加熱するので雑菌を放出しにくいメリットがある一方、水の粒子が荒いので床や壁が濡れやすいデメリットも抱えます。
私の加湿器選び
私が加湿器で重視したポイントは3つ。
- デザイン
- 気化式であること
- メンテナンスの簡単さ
デザインに関しては、今回購入したバルミューダのレイン以外に、カドーという国産メーカーの加湿器「STEM」も有力候補でした。
正直、デザインだけであれば、STEMを選んでいたような気がします。
但し、STEMは水のタンクや水蒸気が出る箇所が筒状になっていて、そこを掃除するのが苦労しそうだと感じました。
メンテナンス性の悪さが最大のデメリット。
一方、後述しますが、バルミューダのレインはメンテナンス性が抜群に良いとのこと。
更に、STEMは超音波式が採用されていて、雑菌が発生したときにそれを空気に放出しやすいのではないだろうか。そう疑問に思いました。
一方のバルミューダ・レインは気化式なので雑菌の放出も抑えられそうでした。
デザインでは、カドーのSTEMに軍配が上がったものの、気化式が採用され、メンテナンス性も優れているバルミューダ・レインに総合点では軍配が上がりました。
因みに、他のメーカーの加湿器はデザイン性でピンと来なかったので、今回は候補にあがりませんでした。
BALMUDA Rainの外観チェック
BALMUDA Rainの外観をチェックしていきましょう。
正面から。まるで壺のようなフォルムです。
白いボディには光沢があり、プラスチック素材ではありつつも安いっぽい印象は全く受けません。
正面下部のバルミューダのロゴ。主張が強くなく、さりげなく印字されているのが良い。
裏側には「Rain Designed by BALMUDA」と印字されていて、その上部に、電源ボタンと24hタイマーボタンがあります。
電源ボタンは当然電源のオン・オフができるのですが、2秒の長押しでチャイルドロックの設定ができます。
24hタイマーボタンは、2秒長押しすることで24hタイマーを設定できます。これにより、1時間ごとの運転と停止を設定できます。
例えば、13時に運転をオンにして、14時に停止にする。15時にまた運転にして、16時にまた停止する。こんな風に、1時間ごとの設定ができます。
上から。
電源を入れると黒い中央のディスプレイが表示されます。
この液晶ディスプレイに水を注ぐという注水方法が面白い。
黒い部分以外に水を注ぐと壊れるリスクがあるので、注意して注ぎましょう。
操作方法も独特。
本体上部の一番外側の円がコントロールリングになっていて、昔のiPodのホイールのように、コントロールリングを時計回りや反時計回りに回すことでメニュー操作。
決定ボタンは、下の写真の箇所をクリックする仕様。
ディスプレイを上から見てみるとこんな感じ。
表示されている内容としては、
- 運転モード(オートかマニュアルか)
- 設定湿度と現在湿度
- 残水量
- 風量
- 24hタイマー
- チャイルドロック
分解すると給水ボウルが出てきます。
通常の加湿器の給水タンクって角や端など洗いにくい箇所があるものですが、レインの給水ボウルは非常に洗いやすいです。洗剤で丸洗いもできます。
レインには酵素プレフィルターや加湿器フィルター・銀イオンカートリッジが内蔵されています。
後述しますが、これらも掃除機で埃を吸い取ったり、水洗いしたりと、メンテナンスは非常に楽です。
BALMUDA Rainの良い点・メリット
実際に使ってみて感じたRainの良い点としては、
- 湿度を一定に保てる
- メンテナンスが楽
- 壺みたいでインテリア映えする
- 水を注ぐのが楽しい
- 操作するのが楽しい
順番に紹介します。
温度を一定に保てる
空気が乾燥するとウイルスが活性化し、逆に湿度が高すぎるとカビなどが繁殖しやすくなります。
バルミューダ・レインは、そのどちらも抑えることができる40〜60%の湿度を実現します。5%単位で設定することができます。
実際に使ってみると、私の家のLDK(18畳)で問題なく加湿できました。暖房を使った状態で湿度が35%ぐらいだったのですが、湿度50%ぐらいまで上げることができました。
加えて、レインは、酵素プレフィルターによって空気中の埃やウイルス・菌を除去し、体に取り込む空気を綺麗な状態に保ちます。公式サイトによると、30分の稼働で85%・90%の稼働で91%除去できるとのことです。
メンテナンスが楽
適度に加湿ができるのが大前提ではありますが、バルミューダ・レインの最大のメリットはメンテナンスが楽な点です。
約2週間の仕様でフィルタークリーニングのマークがディスプレイに表示されるので、そのタイミングでお手入れをします。
まずは、本体を分解して酵素プレフィルターに付着した埃を掃除機で吸引します。
加湿フィルターを流水ですすぎ水洗いします。
銀イオンカートリッジを水洗いします。
給水ボウルを水洗いします。洗剤を使うことも可能です。
給水タンクでなく給水ボウルが採用されているので、手やスポンジなどを中に入れやすく洗いやすい構造となっています。
また、通常の加湿器と違って丸みを帯びているので、角など洗いにくい箇所がないのも大きなメリットです。
掃除機で吸引・水洗いした各パーツを組み立てればメンテナンス完了です。
月1回の浸け置き洗いは必要?
月に1回程度、加湿フィルターを重曹やクエン酸で浸け置き洗いが推奨されています。
しかし、ネット上には浸け置き洗浄しなくても2年目・3年目の時点で臭わないという情報がありました。私はこの情報の真偽を確かめるために、浸け置き洗いをせずに運用してみようと思っています。
結論が出たら、この記事内で記載します。
壺みたいでインテリア映えする
私が改めて言うまでもありませんが、バルミューダ・レインはそのデザイン性の高さもメリットの一つです。
パッと見た感じ、加湿器と認識できる人は少ないでしょう。壺みたいにインテリアに彩りを与えてくれるアイテムとして成り立っています。
光沢のあるプラスチック素材でできていますが、安っぽい印象は決して受けず、部屋全体を上質に仕上げてくれます。
水を注ぐのが楽しい
バルミューダ・レインの大きな特徴として、変わった給水方法が挙げられます。
通常の加湿器の場合、給水タンクを本体から取り外して水道の場所まで持っていき、蛇口から給水タンクに水を注いだ後、給水タンクを本体にセットするという工程があると思います。
一方、バルミューダ・レインは、本体に給水ボウルが内蔵されていて、写真のように水を直接注ぐ方式が採用されています。
この方式だと、いちいち給水タンクを外したり、電源を切ったりする手間が省けます。
また、通常の加湿器の場合、給水タンクを本体から取り外す際に、水が滴って周りが濡れることもありますが、バルミューダ・レインの場合はその心配もありません。
何より、この珍しい注ぎ方の体験が楽しいのが魅力です。液晶ディスプレイに水を注ぐのは斬新ですし、その際に小川のせせらぎのような心地良い音が流れるのも良いです。
操作するのが楽しい
バルミューダ・レインは、その操作方法も少し変わっています。
コントロールリングという輪っかの回転・クリックで、メニューの選択・決定が完了します。体験としては、音楽プレーヤーのiPodのホイールのような操作感です。
iPodも発売当初はその操作感が斬新で、操作をするだけでも楽しかった記憶がありますが、レインもその操作感に近いことから、操作している楽しさを味わうことができます。
BALMUDA Rainの惜しい点・デメリット
実際に使ってみて感じたRainの惜しい点としては、
- 大きいので場所をとる
- 水道がない部屋だと面倒
- 価格が若干高め
順番に解説しますね。
大きいので場所をとる
壺みたいな形状で、実際にサイズも幅350mm×奥行350mm×高さ374mmと割と大きめなので、部屋の中で場所を取ります。
部屋の大きさがある程度ある方でないと厳しいかもしれません。
水道がない部屋だと面倒
本体から給水タンクを取り外して給水する加湿器とは違って、バルミューダのレインは直接水を注ぐタイプの加湿器です。
よって、上の写真のように注ぐためのヤカンやケトルのようなものが必要となります。
そして、レインは給水容量が4.2リットルと大容量なので、満水まで淹れるとなると、蛇口と加湿器の間を何度も往復することになります。
蛇口がある部屋であればその往復も許容できるかもしれませんが、蛇口がない寝室などに置くとなるとその往復は面倒に感じてしまいます。
加湿器を置く場所って、大抵の場合はLDKか寝室だと思いますが、水道のあるLDK用の加湿器として選ぶのが無難だと思います。
価格が若干高め
バルミューダ・レインは、価格が53900円と若干高めです。
ですが、加湿能力が十分で、メンテナンス性に優れ、デザインと使用した時の特別な体験ができる端末としては個人的には許容範囲ではないかと思います。
BALMUDA Rainの口コミ・評判
バルミューダ・レインの口コミ・評判を少しだけご紹介します。
良い口コミ
インテリアとして、リビングに置いておくのに秀逸な商品です。 加湿器本来の性能としては、他社製品に比べて劣る(不正確な湿度表示、 自動運転時の騒音、等)面もあると思いますが、操作性やメンテナンスの 容易さは優れていると思いますし、バルミューダの製品は「魅せる家電」 として割り切って使用しています。
やかんからチョロチョロ〜っと注ぎ足すのがなんとも楽しいというか、他の加湿器のタンク外して水入れて元に戻すというサイクルと実質あまり変わらないのだけど、何故だか苦にならない。部屋にあるとなんか素敵。買ってよかったと思います。
インテリアになじむデザインが良いのはもちろんですが、水の補給や掃除がとにかく楽です。タンクなしの補給はキャップもなく水を注ぐだけですし、掃除も内部がシンプルなので簡単です。ほかのメーカーと比べてダントツです。
高いけどとても水入れる手間も少なく臭いも臭くならず楽チンです。
全体として、デザイン・操作性・給水の方法の斬新さ・メンテナンス性をメリットに挙げている方が多かったです。
臭いについても気にならないという意見が結構ありました。メンテナンス性の良さが影響しているのかもしれませんね。
悪い口コミ
部屋が広いこともありエアコン使用時は常に最高出力で運転してるので音がかなり気になる。給水はケトルで簡単に注いでいるので楽です。水量も表示とアラートで満水を確認できる点は使い勝手が良い。 ただ、フィルタのメンテが面倒だ。運転時間でアラームが表示されるのか、2週に1度くらいで洗浄またはクエン酸か重曹による浸漬を行っている。ぬめりは少ないが変色と酸っぱい臭いには驚いた。構造上仕方ないことだが、清潔で快適な環境維持には必要と、理解しているが煩わしい。
うるさいし、半年で臭い臭いが出てます!
デザインは気に入っていますが、目標湿度を設定する自動モードだと目標湿度に到達するまでけっこう音が気になります。 また加湿の仕方の問題だと思いますが冷たい水蒸気が大量に出てくるため近づくと少し寒く感じることがあります。
音が気になる・メンテナンスが面倒という意見をちらほら見かけました。臭いが気になるという意見もありました。
メンテナンス状況によっては臭いが発生するパターンもあるのかもしれませんね。面倒と感じてもメンテナンスをしっかりとして、快適に綺麗な空気を味わいたいものです。
その他のバルミューダ製品
バルミューダは加湿器も素晴らしいですが、他の製品も優れものが多いです。私が所有していて特にオススメしたいものを3つほどご紹介します。
コーヒーメーカー:BALMUDA The Brew
雑味のないすっきりとした味わいのコーヒーを淹れるのに適したコーヒーメーカー。お洒落で手入れも楽なので、ワンランク上のコーヒー生活を送りたい方におすすめです。
詳しくは下の記事をご覧ください。
【BALMUDA The Brewレビュー】バルミューダのコーヒーメーカーを徹底検証!デロンギ・マグニフィカSとの比較もあり。
トースター:BALMUDA The Toaster
水を注いで蒸気の力を使うことによって、中はふわふわ・外はサクサクの食感のトーストを楽しめるトースターです。
毎日の朝ご飯が劇的に楽しめるのでオススメです。詳しくは下の記事をご覧ください。
【2022年版】バルミューダのトースターをレビュー。新型のBALMUDA The Toaster Proとも比較してみた!
扇風機:The GreenFan
自然界の風が再現されて、風を直接浴びても不快に感じにくい扇風機です。静音性にも優れています。
詳しくは下の記事をご覧ください。
【The GreenFan】バルミューダの扇風機は自然の風が再現できていて快適だった
BALMUDA Rain レビューまとめ
この記事ではRainをご紹介しました。レビューを振り返るとこんな感じです。
メンテナンス性が高く、清潔に使いやすいRain。
加湿器の手入れが面倒で使わなくなってしまった、今までそういった経験がある方にはもってこいのアイテムだと思います。
デザイン性・操作性ともに上質で持っていることによる所有欲を満たせる加湿器です。ご興味のある方は、ぜひ検討してみてください。
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