コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。
パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」シリーズ。たくさん種類があって、どれを選べば良いか分からないという方も多いと思います。
そこで、最上位機種を使っている私が使用経験に基づいて、どれが良いかを解説していきたいと思います。
パナソニック「ドルツ」シリーズの特徴
歯科医師が推奨するヨコ磨きを実践できる電動歯ブラシ
歯科医師の89%(パナソニック調べ)が推奨する歯磨きの方法の「ヨコ磨き」。それを実践できる唯一の電動歯ブラシがドルツシリーズです。歯ブラシを歯に当てるだけで、リニア音波振動により歯周ポケット内の歯周病菌をかき出します。
上位機種ではタタキ磨きで歯間も綺麗にできる
上位機種では、ヨコ磨きの振動に加えて「タタキ磨き」の音波振動を歯に伝える事ができます。タタキ磨きにより歯と歯の間のプラークを強力に除去できます。上位機種は2つの音波振動を備えていることが大きな特徴となります。
実際に旧型の最上位機種EW-DT51を使った感想としては、2つの音波振動の影響なのか、歯と歯の間や歯周ポケット・歯の表面に磨き残しが少ない印象を受けました。他の歯ブラシに比べて、歯が滑らかに感じます。他にも優れた機能はドルツシリーズにはありますが、使った人でしか分からないこの爽快感がドルツシリーズの最大の魅力だと思います。
ブラシヘッドの小ささ・薄さ・細さ
ブラシのヘッドの小ささ・薄さもパナソニック・ドルツシリーズの特徴です。私はフィリップスのソニックケアも好きで、使っている際は特に不満はありませんでした。しかし、ドルツの最上位モデルを購入してから、ブラシの小ささ・薄さを経験し、歯の奥まで簡単に確実に磨くことができるため、ドルツの虜になりました。
歯の奥はどうしても歯ブラシが届きにくいので、ヘッドを物理的に小さく・薄くするのは理にかなっています。そして、パナソニックという日本のメーカーだからこそ、日本人の口のサイズに合った小回りの利くヘッドを作ったのではないかと思います。
また、極細毛ブラシが用意されていて、そのブラシは毛の先端部が極端に細くなっています。その細さが歯周ポケットや歯間のプラークを取り除くのに最適です。W振動との相乗効果でしっかりとした洗浄を実現しています。
ブラシの種類が全4種あり、機種によって付属しているものと付属していないものがありますが、用途に合わせて使い分けられるのもドルツの特徴です。
本体防水設計
ドルツは、ACアダプターと充電スタンドを除いて、本体をまるごと水洗いができます。ヘッドのみを口の中に入れますが、それでもやはり本体も汚れがつくことはあります。防水設計で本体も衛生的に使えるのもありがたいです。
充電時間が短く、使用時間は長く使える
これは上位モデルから中位モデルの話ですが、充電時間1時間で約22日間(約90分)の使用ができるのもドルツシリーズの特徴です。また、クイックチャージにも対応し、2分間の充電で1回分(約2分間)の使用も可能です。充電し忘れていた時に便利ですね。
アプリ連動
上位機種はBluetoothで本体とアプリを連動させることが可能です。アプリの指示に従って歯磨きをすることによって、正しい歯磨きの仕方を習慣化できます。また、アプリ内でブラシヘッドの交換日や歯磨きをした日時を管理することも可能です。
更に、ブラシの圧力のお知らせ機能がアプリに備わっています。また、自身の歯や歯茎の状態に合わせて、最適な歯磨きのコースを作成する機能もあります。
買った直後は物珍しさもあってアプリを使っていましたが、個人的にはアプリをそこまで必要としていません。歯磨きのトレーニングをしたい方や歯磨きの日時を管理したい方などは、アプリが備わっているとモチベーションも上がるかもしれません。
ドルツ・スペック比較表
スペックの比較表を見てみましょう。上位モデル3つとエントリーモデル3つで表を分けました。比較表を見た上で、どのモデルをオススメするかを後述します。
上位モデル3機種
機種名 | EW-DT52 | EW-DP55 | EW-DP35 |
Amazon 製品ページ | パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ Bluetooth搭載 黒 EW-DT52-K | パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ シルバー EW-DP55-S | パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ 黒 EW-DP35-K |
Amazon価格 2022年5月時点 | 30,488円 | 24,800円 | 20,999円 |
振動種類 | W音波振動 | W音波振動 | W音波振動 |
タタキ磨き | 約12,000ブラシストローク/分 | 約12,000ブラシストローク/分 | 約12,000ブラシストローク/分 |
ヨコ磨き | 約31,000ブラシストローク/分 | 約31,000ブラシストローク/分 | 約31,000ブラシストローク/分 |
アプリ | Bluetooth搭載 ブラシの押し付け強さ検知機能 カスタマイズコース機能 レッスン動画 | レッスン動画 | レッスン動画 |
モード | Wクリーン ノーマル ソフト センシティブ Wガムケア | Wクリーン ノーマル ソフト センシティブ Wガムケア | Wクリーン ノーマル ソフト |
付属ブラシ | 極細毛ブラシ(コンパクト) 極細毛ブラシ(ラージ) クリーン&ホワイトブラシ ポイント磨きブラシ | 極細毛ブラシ(コンパクト) 極細毛ブラシ(ラージ) クリーン&ホワイトブラシ ポイント磨きブラシ | 極細毛ブラシ(コンパクト) 極細毛ブラシ(ラージ) クリーン&ホワイトブラシ (ポイント磨きブラシは未付属だが取付可) |
パワーコントロール | 〇 | 〇 | 〇 |
磨きポイント 切替お知らせ | 〇 | × | × |
本体防水設計 | 〇 | 〇 | 〇 |
充電時間 | 1時間充電 2分クイックチャージ | 1時間充電 2分クイックチャージ | 1時間充電 2分クイックチャージ |
使用時間 | 約22日間(約90分) Wクリーン・Wガムケア時は約11日間(約45分) クイックチャージ時は約2分間 | 約22日間(約90分) Wクリーン・Wガムケア時は約11日間(約45分) クイックチャージ時は約2分間 | 約22日間(約90分) Wクリーン時は約11日間(約45分) クイックチャージ時は約2分間 |
充電方式 | 無接点充電方式 | 無接点充電方式 | 無設定充電方式 |
重量 (ブラシ含む) | 約115g | 約110g | 約110g |
エントリーモデル3機種
機種名 | EW-DA45 | EW-DL57 | EW-DL37 |
Amazon 製品ページ | パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ 白 EW-DA45-W | パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ 白 EW-DL57-W | パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ 青 EW-DL37-A |
Amazon価格 2022年5月時点 | 14,691円 | 14,939円 | 8,691円 |
振動種類 | 音波振動 ヨコ磨き | 音波振動 ヨコ磨き | 音波振動 ヨコ磨き |
タタキ磨き | × | × | × |
ヨコ磨き | 約31,000ブラシストローク/分 | 約31,000ブラシストローク/分 | 約31,000ブラシストローク/分 |
アプリ | レッスン動画 | レッスン動画 | レッスン動画 |
モード | ノーマル ソフト ガムケア | ノーマル ソフト ガムケア | ノーマル ソフト |
付属ブラシ | 極細毛ブラシ(コンパクト) クリーン&ホワイトブラシ (極細毛ブラシ(ラージ)とポイント磨きブラシは未付属だが取付可) | 極細毛ブラシ(コンパクト) クリーン&ホワイトブラシ ポイント磨きブラシ (極細毛ブラシ(ラージ)は未付属だが取付可) | 極細毛ブラシ(コンパクト) クリーン&ホワイトブラシ (極細毛ブラシ(ラージ)とポイント磨きブラシは未付属だが取付可) |
パワーコントロール | 〇 | 〇 | 〇 |
磨きポイント 切替お知らせ | × | × | × |
本体防水設計 | 〇 | 〇 | 〇 |
充電時間 | 1時間充電 2分クイックチャージ | 約17時間 | 約17時間 |
使用時間 | 約22日間(約90分) クイックチャージ時は約2分間 | 約22日間(約90分) | 約22日間(約90分) |
充電方式 | 無接点充電方式 | 無接点充電方式 | 無設定充電方式 |
重量 (ブラシ含む) | 約105g | 約95g | 約95g |
タイプ別、オススメ機種
上位機種から順に紹介します。
歯に積極的に出資ができる方・Bluetooth連動機能がほしい方
以下に該当する方は最上位モデルEW-DT52が良いでしょう。
- 歯のためにはお金を惜しまずに出資ができる方
- Bluetooth機能で歯の磨き方を積極的に勉強したい方
- 歯磨きの習慣化を図りたい方
- 歯ブラシの押し付けすぎを通知する機能がほしい方
- 歯茎のケアを歯ブラシでしたい方
W音波洗浄やスマホ連動・ブラシの種類・1つのコースと5つのモード・急速充電と、ドルツでできる全てが付いている機種です。「大は小を兼ねる」というスタンスでいる方は、この機種が良いでしょう。
但し、EW-DT52は誰にでもオススメできる訳ではありません。Bluetooth搭載でスマホと連動できるのがこの機種の特徴ですが、そのBluetooth連動の主たる機能は、歯の磨き方のチェックだったり、押し付け防止通知だったり、歯磨きの習慣化だったりするため、既に歯磨きの仕方をマスターしている方には不要な機能とも言えます。
私は歯のためにはお金を惜しまずに使うと決めているのでこの機種を選びましたが、正直オーバースペック感はあります。人にオススメするのであれば、2つ下の機種になります。
1つ前の世代の最上位機種ですが、EW-DT52とほぼ同じ性能の機種となるEW-DT51のレビューは下記をご覧ください。
電動歯ブラシ「ドルツ」EW-DT51をレビュー。パナソニックの音波振動歯ブラシの最上位機種
Bluetooth連動は不要だが、それ以外の全てを試したい方
Bluetooth連動は不要だがそれ以外の全てを試したい方には、EW-DP55をオススメします。
Bluetoothでスマホと連動させる機能は付いていませんが、それ以外の全ての機能が揃っています。W音波洗浄・5つのモード選択(歯茎ケアまで入っているのが特徴です)・急速充電と充実しています。
すべての種類のブラシヘッドが付属しています。この機種と下位の機種の大きな違いは、センシティブモード(歯茎に対して特に優しく磨きたい方用)とWガムケアモード(歯茎ケア用)なので、それらが必要な方はこの機種が良いと思います。それらのモードが不要な場合、1つ下のEW-DP35が良いでしょう。
W音波振動が必要な方で、価格を安く抑えたい方
私が多くの方にオススメしたいモデルは、EW-DP35。
W音波振動による洗浄を備えている機種でもっともリーズナブルな機種です。Bluetooth連動の機能は搭載されず、1つ上のEW-DP55に搭載されているセンシティブモード(歯茎に対して特に優しく磨きたい方用)とWガムケアモード(歯茎ケア用)もありません。付属するブラシヘッドの種類も少ないです。
逆に言えば、それ以外の基本となる洗浄能力などは一緒なので、上位モデル(タタキ磨きが付いているモデル)の中でもっともコストパフォーマンスが良いモデルと言えるでしょう。
タタキ磨きが不要でコストは抑えたいが、急速充電はほしい方
タタキ磨き(歯間を落とす機能)が不要でコストを抑えたいが、急速充電は便利なのでほしい。そんな方にオススメしたいのがEW-DA45。1時間の充電で約22日間(約90分)使用することができ、クイックチャージ(2分の充電で約2分間使える)にも対応しています。選べるモードは2つとなっています。
タタキ磨きが不要でコストは抑えたいが、歯茎ケアをしたい方
タタキ磨き(歯間を落とす機能)が不要でコストを抑えたいが、歯ブラシで歯茎のケアをしたい。そんな方にオススメしたいのがEW-DL57。ガムケア(歯茎ケア)モードを含む3つのモードを搭載しています。
また、低価格帯ながらポイント磨きブラシが付属しています。充電時間は約17時間と長くなっています。
とにかく安い機種を探している方
機能は揃っていなくても良いので、とにかく費用を安く抑えたい。そんな方にオススメの機種がEW-DL37。
他の機種に搭載されている各種機能は削られているものの、ヨコ磨きというドルツならではの機能は搭載され、歯周ポケット内のプラークに対する除去力は備わっています。それでいて、価格が抑えられているのは魅力的です。
関連:そもそもどのメーカーにすべきか決めたないなら・・・
私はパナソニックのドルツが一番好きな電動歯ブラシですが、他社のものも良い機種はあります。
他社との比較記事も用意していますので、ご興味があればご覧ください。
電動歯ブラシ5選!どのメーカーが良いか?ブラウン・フィリップス・パナソニックを比較してみた
総括
いかがでしたでしょうか。私はブラウン・フィリップス・パナソニックの3社の電動歯ブラシの使用経験がありますが、3社の中で一番のお気に入りがパナソニックのドルツです。細かい機能に関して他社が優れている点も多々ありますが、最終的に洗浄力(磨いた後の気持ちよさ)が決め手になってドルツを愛用しています。
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