コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。
フィットネスバイク(エアロバイク・スピンバイク)の中でも、静音性に優れて、連続稼働時間が90分と長く、実用的で最近注目されている「FITBOX」。
FITBOXはシリーズ展開されていて、FITBOX(第3世代)・FITBOX LITE・FITBOX PROの3機種があります。
どの機種が自分に最適なのかを検討してもらうために、3機種を徹底的に比較しましたので、ご参考にして頂ければと思います。
なお、第3世代FITBOXのレビューはこちらをご覧ください。
FITBOX LITE
FITBOX(第三世代)
FITBOX PRO
多くの人はFITBOX LITEで十分
まずは結論から。
多くの人は「FITBOX LITE」で十分だと思います。
理由をざっくり説明すると・・・
- 価格が安い
- できる運動は上位機種と変わらない
- コンパクトで家に置きやすい
- モニターとセンサーはなくても問題ない
- ペダルはビギナーズペダルがあれば十分
- ホイールカバーがあるので子供やペットがいても安心
詳しくは後述します。
基本的にはFITBOX LITEをオススメしていますが、全ての人にFITBOX LITEが合うとは限りません。
タイプ別にオススメ機種を選ぶと・・・
FITBOX LITE | 価格が安いモデルが欲しい方 コスパ重視の方 スマートウォッチを持っている方 |
FITBOX(第3世代) | 大きめのタブレットを使って運動したい方 本格トレーニングをしたい方 スマートウォッチを持っていない方 白いモデルが欲しい方 |
FITBOX PRO | トレーニングプログラムに魅力を感じる方 体格の大きい方 |
それぞれのモデルがどんな方が向いているかは後述します。
FITBOX・LITE・PROのスペック比較
まずは、3機種のスペック比較表をご用意しました。
製品名 | FITBOX PRO | FITBOX | FITBOX LITE |
価格 | 82,280円 | 54,800円 | 34,800円 |
負荷システム | マグネット負荷システム | マグネット負荷システム | マグネット負荷システム |
電動方式 | ベルト電動 | ベルト電動 | ベルト電動 |
対応身長 | 150-188cm | 145-185cm | 145-185cm |
耐荷重 | 100kg | 100kg | 100kg |
連続稼働時間 | 90分 | 90分 | 90分 |
製品重量 | 32kg | 29kg | 26kg |
製品サイズ | 1010×510×1165mm | 1130×436×1160mm | 930×430×1070mm |
サドル高さ調整 | 11段階 | 7段階 | 7段階 |
サドル移動調整 | 前後に8cm | 前後に7cm | 前後に6cm |
ハンドル高さ調整 | 9段階 | 5段階 | 5段階 |
モニター | 21.5インチ | 液晶モニター | なし |
エクササイズセンサー | あり | あり | なし |
ホイールカバー | なし | あり | あり |
付属ペダル | プロフェッショナルペダル ビギナーズ付属は不明 | プロフェッショナルペダル ビギナーズペダル | ビギナーズペダル |
赤の項目が各機種の大きな違いで、青の項目が細かな違いになります。
FITBOX LITEが良い6つの理由
上述しましたが、FITBOX LITEを多くの人にオススメする理由は以下の通り。
- 価格が安い
- できる運動は上位機種と変わらない
- コンパクトで家に置きやすい
- モニターとセンサーはなくても問題ない
- ペダルはビギナーズペダルがあれば十分
- ホイールカバーがあるので子供やペットがいても安心
順番に解説しますね。
価格が安い
発売されている3機種の中で、FITBOX LITEは34,800円となっていて圧倒的に安いです。
一方のFITBOX(第3世代)は54,800円、FITBOX PROは82,280円。
価格差には理由があり、
- モニターとセンサーが付いている(FITBOX、FITBOX PRO)
- 付属するペダルの種類が多い(FITBOX)
- 付属モニターでトレーニングプログラムを体験できる(FITBOX PRO)
詳しくは後述しますが、この価格差の3つの要素は多くの人にとってはあまり必要ないと言えると思います。
運動データはスマートウォッチがあれば取得できるので心拍等を測れるセンサーはいらないですし、ペダルも1種類あれば十分。モニターやトレーニングプログラムも、タブレットで見るYoutube動画で代替できます。
価格差を埋めるだけの付加価値があまりないというのが個人的な印象。
それであれば、FITBOXよりも20,000円も安いFITBOX LITEが良い!そう判断する方も多いのではないでしょうか。
できる運動は上位機種と変わらない
FITBOX・FITBOX LITE・FITBOX PROはできる運動自体は基本的には変わりません。
- 連続稼働時間は90分
- 負荷のレベルを調整できる
- 静音性能
3機種ともに自転車として漕ぐ連続稼働時間は90分となっていて、他のメーカーのフィットネスバイクよりも長い時間運動ができます。
また、FITBOXシリーズの特徴の一つに圧倒的な静音性があり、私のFITBOX(第三世代)も隣の部屋に音が漏れる心配も皆無です。
3機種の音を聞き比べた訳ではなく、FITBOX(第三世代)を使っただけではありますが、他の2機種も公式サイトに静音性能については謳われているので同性能と思われます。
連続稼働時間と静音性というFITBOXの大きな特徴は3機種とも基本的には変わらないので、価格帯の安いFITBOX LITEはコスパが良いと言えます。
唯一、FITBOX PROだけは、モニターにヨガやストレッチ・筋トレ・ボクササイズのプログラムを流すことで、自転車以外の運動もできることになっています。そこに付加価値を感じるのであれば、FITBOX PROでも良いかもしれません。
コンパクトで家に置きやすい
FITBOX LITEは、FITBOXやFITBOX PROに比べてコンパクトに設計されています。
FITBOXが長さ1130mmに対して、FITBOX LITEは930mmとなっています。実に200mmの差なので、FITBOXの方が随分と場所をとるイメージです。省スペースを重視する方はFITBOX LITEの一択でしょう。
また、重量はFITBOXが29kg・FITBOX PROが32kgに対して、FITBOX LITEが26kgと軽くなっています。
室内自転車の場所を家の中で固定している方は重量がいくつでも問題ないと思いますが、運動の都度、室内自転車を出し入れする場合は、軽量なFITBOX LITEが便利です。
モニターとセンサーはなくても問題ない
FITBOXとFITBOX PROにはモニターとセンサーが付いている一方、FITBOX LITEはそれらが省略されて価格を抑えてあります。
結論を言えば、これらのモニターとセンサーはあまり必要がありません。
FITBOX(第3世代)は、エクササイズセンサーが付いていて走行距離や時間・速度・カロリー・心拍数などを計測し、それを液晶モニターに表示させます。
FITBOXのセンサーとモニターは下の写真の通り。
FITBOX PROにもエクササイズセンサーが付いていて各種データを計測することが可能です。
そして、21.5インチのタッチパネルのモニターが設置されていて、測定データの確認をはじめ、無料のエクササイズプログラムを見ながら圧倒的な没入感の中での運動が可能となります。
エクササイズプログラムには、バイク以外のプログラムも入っているので、モニターを見ながらヨガやストレッチ・筋トレ・ボクササイズなどもできます。
更に、最新版のFITBOX PROではYoutubeやAmazonプライムビデオなどの動画コンテンツもモニターで見ることが可能です。※JOYFITとのコラボモデル限定です。JOYFITコラボモデルは当記事のリンクからご覧いただけます。
しかし、結局はセンサーとモニターはなくても問題ありません。
理由としては、
- 本体前部にあるセンサーを触り続けないと測定できない(前傾姿勢で固定になる)
- Apple Watch等のスマートウォッチでデータ計測・確認はできる
- 動画コンテンツを見るのであればタブレットで代替できる
- エクササイズプログラムもYoutube動画で代替できる
モニターとセンサーはあっても良いのですが、それらを削ることで価格を抑えることができるのであれば無くても良いと思います。
ペダルはビギナーズペダルがあれば十分
バイクに付属するペダルについてですが、FITBOX LITEにはビギナーズペダルという樹脂製のペダルが付属しています。
室内自転車を使う多くの人は素足や靴下の状態で運動すると思いますが、このペダルはそれらの状態に最適化されていて、素足や靴下の状態で使っても痛くないようになっています。
靴を履いて本格的に運動する人以外は、このペダルで満足できる筈です。
一方、FITBOX(第3世代)にはビギナーズペダルも付きますが、プロフェッショナルペダルというペダルも付属します。
このペダルは、無酸素運動を激しく行う場合に使うペダルで、靴を履いて使うことが前提となります。
素足や靴下で使うと金属部分が足に当たって若干痛いので、私のような運動初心者は正直持て余しています。正直、これを省略することで価格を抑えてくれた方が理にかなっています。
FITBOX LITEはビギナーズペダルだけと割り切って価格を抑えているのも魅力です。
なお、FITBOX PROのペダルが何なのかは分からないのですが、プロモデルなのでプロフェッショナルペダルはおそらく付属していると考えた方が良いと思います。
ホイールカバーがあるので子供やペットがいても安心
これはFITBOX(第3世代)とFITBOX LITEで共通しているのですが、ホイールにカバーが付いていて回転する部分を間違って触ることがないように設計されています。
小さい子供やペットがいる家庭ではホイールが剥き出しになっていると事故に繋がりかねないので、この仕様はありがたいところです。
対するFITBOX PROはホイールが剥き出しになっています。プロモデルなのでトレーニングルームなど専門の部屋に置くことを想定しているためと思われます。
FITBOX(第三世代)が向いている方
ここまでFITBOX LITEをオススメしてきた訳ですが、FITBOX(第3世代)やFITBOX PROが向いている方も当然いる筈です。どんな方が向いているのか、まずはFITBOX(第三世代)から解説します。
大きめのタブレットを使って運動したい方
FITBOX(第3世代)のタブレットスタンドは、タブレットの大きさに特段上限がなく、たとえば12.9インチのiPad Proを横向きに置いても問題なく使用することができます。
一方のFITBOX LITEのタブレットスタンドは、下の画像のようにスタンド側面の下側に縁があり、大きめのタブレットや横向きのタブレットが置きにくいようになっています。横幅20cmまでであれば何とかなりそう。
大きめのタブレットで動画を視聴しながら運動したい場合は、FITBOX(第3世代)を選ぶ方が良さそうです。
なお、FITBOX PROはタッチパネルのフルカラーモニターが取り外せない仕様になっているため、タブレットを置くことはできません。
本格トレーニングをしたい方
上述しましたが、FITBOX LITEにはプロフェッショナルペダルが付属していません。
室内であっても靴を履いて本格的にトレーニングしたい方にとっては、靴に最適化されたプロフェッショナルペダルが付属するFITBOX(第3世代)が選択肢に挙がるでしょう。
本格的に運動はしたいけれどFITBOX PROは価格が高すぎるしカラーモニターも不要・・・、そんな方にオススメです。
スマートウォッチを持っていない方
私個人としてはApple Watchをはじめとするスマートウォッチで運動データを測定し、フィットネスバイク側ではデータ測定しないことを推奨していますが、中にはスマートウォッチをすることに抵抗感のある方もいるかもしれません。
そんな方は、エクササイズセンサーが付いていて走行距離や時間・速度・カロリー・心拍数を計測できるFITBOX(第3世代)がオススメです。
運動する上でデータ測定は必須ではないですが、どれだけの運動量をこなせたかを知ることで運動のモチベーションの維持に繋がるので、運動が継続できるか分からない方は試してみると良いと思います。
白いモデルが欲しい方
FITBOX(第3世代)は、シリーズの中で唯一ブラック以外のカラーでホワイトを選ぶことができます。
家具・インテリアが白で揃っていたりとカラーにこだわりを持つ方にとっては、選ぶ上での重要なポイントになると思います。
FITBOX PROに向いている方
トレーニングプログラムに魅力を感じる方
FITBOX PROは21.5インチのフルカラーディスプレイが付いていますが、そのモニターにエクササイズプログラムを流すことができます。
しかも、FITBOX PROは自転車プログラムだけではなく、
- 筋トレ
- ストレッチ
- ボクササイズ
などのプログラムをジムに通うことなく使用できます。
自転車プログラムはFITBOX PROに乗って運動し、自転車から降りて筋トレやストレッチ・ボクササイズなどをする。こんな使い方が可能です。
プログラムはFITBOX専任トレーナーのものとJOYFIT選抜トレーナーのもの(JOYFIT限定コラボモデルの場合)があるので、楽しみ方も2倍です。
JOYFIT限定モデルの場合、21.5インチのモニターではYoutubeやNetflixなどの動画コンテンツも楽しめるので、iPadなどを持たない方が運動をより手軽に始めるのにも良いかもしれません。
体格の大きい方
FITBOX(第3世代)とFITBOX LITEは対応身長が145-185cmであるのに対して、FITBOX PROは対応身長が150-188cmとなっています。
体格が大きい方に関してはFITBOX PROの方が良さそうです。
なお、対応体重については3モデルともに100kgとなっていて変わりはありませんでした。
FITBOX・LITE・PROの相違点
ここまでの解説で、FITBOXとFITBOX LITEとFITBOX PROの違いを大方説明してきましたが、3モデルの主な違いが分かりやすいように、簡易的におさらいしましょう。
価格
FITBOX LITEが34,800円、FITBOX(第3世代)が54,800円、FITBOX PROが82,280円となっています。
モニターやセンサーの有無など細かい違いはありますが基本性能は3モデルとも一緒。
よって、FITBOX LITEが最もコストパフォーマンスに優れています。
大きさ・重さ
製品サイズは、FITBOX(第3世代)に比べてFITBOX LITEは200mm長さが短いのでだいぶコンパクトな印象です。FITBOX PROは横幅が大きいです。
重さはFITBOX LITEが26kg・FITBOX(第三世代)が29kg・FITBOX PROが32kgとなっています。
大きさ・重さがある分、FITBOX PROはより大きな体格の方にも対応していて、対応身長は150-188cmとなっています。一方のFITBOX LITEとFITBOX(第三世代)は対応身長145-185cmとなっています。
モニター・センサー
FITBOX LITEはモニター・センサーが付いていません。
一方、FITBOX(第3世代)とFITBOX PROはセンサーにより走行距離や時間・速度・カロリーや心拍数などのデータの計測が可能です。
そして、FITBOX(第三世代)は計測データのみ表示のモニターなのに対して、FITBOX PROのモニターは計測データの他に、エクササイズプログラムや動画コンテンツ(JOYFITコラボモデルの場合)にも対応しています。
タブレットスタンド
FITBOX LITEのタブレットスタンドはサイズ制限があり20cmより大きいタブレットの設置は難しいですが、FITBOX(第3世代)のタブレットスタンドはサイズ制限がありません。
なお、FITBOX PROはタブレットを設置することができません。
付属するペダル
FITBOX LITEはビギナーズペダルのみの付属なのに対して、FITBOX(第3世代)はビギナーズペダルとプロフェッショナルペダルの2つが付属します。
FITBOX PROはプロモデルなのでおそらくプロフェッショナルペダルが付属し、ビギナーズペダルの有無については不明です。
ホイールカバーの有無
FITBOX LITEとFITBOX(第3世代)はホイールカバーが付いているのに対して、FITBOX PROはホイールカバーが付いていません。
サイクルウェアを履くとお尻が楽になる
FITBOXを使う際に私は若干お尻が疲れる感じがしていたのですが、下記アイテムを購入してからお尻の違和感が無くなりました。
パールイズミというメーカーのサイクルウェアで、お尻にパッドが入っていて疲れや痛みを和らげてくれる効果があります。
FITBOX等の室内自転車にも最適のウェア!パールイズミのサイクルジャージ
FitboxでZWIFTを楽しむ
一工夫必要ですが、FITBOXでもZWIFTというバーチャル自転車トレーニングアプリを利用することができます。
FITBOXのペダルを漕げば、ゲーム上の自転車も前進する。トレーニングをしながらゲームセンターにいるような感覚になり、なかなか面白いアプリです。
詳しくは下の記事をご覧ください。
【スピンバイクFitboxでZWIFTを楽しむ】設定や手順を徹底解説します。
FITBOX・LITE・PROの比較まとめ
この記事ではFITBOX・FITBOX LITE・FITBOX PROの比較をしてきました。タイプ別にオススメ機種を示すと・・・
FITBOX LITE | 価格が安いモデルが欲しい方 コスパ重視の方 スマートウォッチを持っている方 |
FITBOX(第3世代) | 大きめのタブレットを使って運動したい方 本格トレーニングをしたい方 スマートウォッチを持っていない方 白いモデルが欲しい方 |
FITBOX PRO | トレーニングプログラムに魅力を感じる方 体格の大きい方 |
人によって選ぶべき機種は違いますが、多くの方はFITBOX LITEで良さそうです。
3モデルとも連続90分稼働ができ静音設計もされているモデルになりますので、日常使いに不便はしません。
家をジム代わりにして日頃から運動をすれば健康の維持増進にもつながる筈。ジムはランニングコストがかかりますが、FITBOXシリーズであれば一回買えばずっと使えますので、なかなか安い投資だと思います。
ぜひ、ご検討ください。
FITBOX LITE
FITBOX(第三世代)
FITBOX PRO
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