iPadOSが導入されて以降、iPadでできることがどんどん増えていますよね。パソコンにかなり近づいている気がします。
ただ、iPadには弱点もいくつかあって、そのうちの1つが入出力できる端子が少ないことが挙げられます。iPad Proであれば端子はUSB-Type Cのみ。通常のiPadであればLinghtning端子のみ。
私(@CotomonoL)はiPad Proを持っていますが、iPadをパソコンに近い位置づけで使う時、端子の少なさが致命的でした。そこで、USB-Type Cのハブを導入したので、ご紹介したいと思います。
製品概要
ブランド名「HYPER」
HYPERはアメリカ・カリフォルニア州の会社(Sanho Corporation社)のブランドで、Apple製品を中心にアクセサリー類を発売しています。
製品名
HyperDrive iPad Pro用 6-in-1 USB-C Hub
その名の通り、iPad Pro用のUSBハブです。iPad ProのUSB-C端子と接続することで、6ポート(4K HDMI、USB-C、microSD、SD、USB-A、3.5mmオーディオジャック)に拡張できます。
仕様
製品重量:31.8g
製品の大きさ:9.3×0.9cm
色の種類:シルバーとスペースグレー
値段:8,477円(Amazon、2020年5月時点)
Hyper Driveの特徴
6ポート搭載していて汎用性が高い
上述した通り、6ポート(4K HDMI、USB-C、microSD、SD、USB-A、3.5mmオーディオジャック)に拡張できます。HDMIを使って4kテレビなどの大画面に出力することもできますし、USB-type AやUSB-Type C端子を用いて、USBメモリーや外付けHDD・ポータブルSSDと接続し、読み書きもできます。
USB-Aは最大5Gbpsの高速転送が可能なUSB3.1、USB Type-cはパワーデリバリー(PD)とパススルー対応のため、最高60Wの給電、5Gbpsのデータ転送が可能です。PD対応のため、USB Type-Cで充電しながら他の機器(たとえばSDカードの読み書き)を使用することも可能です。
iPad Proに最適化されたジョイント
iPad Proの厚みに合わせて独自開発されたジョイントにより、iPad Proを傷つけることなく、それでいてきっちりと接続できます。接続部は緩くはありませんが、硬すぎる訳でもないので、外部から無理に力がかかるとiPad ProとHyperDriveが外れることはあります。ただ、私個人としてはジョイント部分が強すぎるとiPad Proを傷つける可能性もあるので、このぐらいの強度が適当なのかなと思いました。
特段設定がいらない
製品が家に届いたら、iPad Proにすぐに接続し使用可能です。特別な設定が全くいらずにすぐに使えるのは嬉しい限り。11インチと12.9インチのどちらのiPad Proにも対応しています。
iPad Proとのデザインの親和性
私が購入したのはスペースグレーのHyperDriveで金属のような加工がされているため、スペースグレーのiPad Proとデザイン的にマッチして格好良いです。HyperDrive自体が小さい端末なので、iPad Proに装着しているとまるで1つのガジェットのようにも見えます。
「ファイル」アプリとの相性の良さ
iPadの「ファイル」アプリは外付けのハードディスクやSSDにもアクセスすることができるので、HyperDriveとの相性が良いです。例えば、HyperDriveにSDカードとポータブルSSDを同時に接続すれば、直接SDカードからSSDにデータを転送することも可能です。iPadに一度もデータを保存することなく直接送れるため、iPadの容量を気にすることもないですし非常に便利です。
MacBook 12インチでの使用可能
一応iPad Pro用と謳われてはいますが、同じUSB Type-Cを採用しているMacBook 12インチでも試してみたところ、使用可能でした。
但し、写真のようにMacBook本体と少しだけズレたようになります(使用する分には問題ありません)。
iPadアクセサリーとの相性
私のiPad Pro 12.9インチ(2018年)にはペーパーライクフィルムを貼っていますが、HyperDriveの着脱に全く影響しませんでした。
また、私は使っていませんが、iPad ProユーザーはiPadケースを装着した状態でHyperDriveの着脱ができるかも気になるポイントだと思います。Amazonの商品概要にはAppleのSmart Keyboard Folioと併用が可能とありましたが、ユーザーレビューを見ると、Smart Keyboard Folioと干渉するという意見・干渉しないという意見双方あったので注意が必要だと思います。
総評
いかがでしたでしょうか。iPadを使用する上でなくてはならないモノではないと思いますが、SDカードやポータブルHDD・SSDとの接続がしやすくなりますし、あるとやはり便利だと感じます。iPadで写真や動画の編集をする方には特にオススメできる製品なのではないかと思いました。