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Apple Watch Series2を2年間半使って振り返る

私(@CotomonoL)はApple Watch Series 2を2017年10月頃購入しました。Apple Watchを使ってみて生活が劇的に変化する訳ではありませんが、あった方がより便利に生活できます。最新機種はSeries 5ですが、今も現役でSeries 2を使っているので、Apple Watch Series2のメリット・デメリットを紹介し、更に最新機種に買い替えたい気持ちも述べていきたいと思います。

メリット

スマートウォッチとしては高いデザイン性

私はデザイン性の高い時計が好きです。特に機械式で伝統的なお洒落な文字盤のある時計に心惹かれます。落として故障してしまいましたが、スイスのOrisの機械式時計はデザイン的に最高に気に入っています。Apple Watchには残念ながらそのような超優秀なデザイン性はありません。しかしながら、ステンレス素材で革のバンドを装着すると、スイスの機械式時計には劣るものの、意外とフォーマルにもカジュアルな服装にも合う、そんな高級感を演出する時計となります。(アルミニウム素材でもデザイン的に安っぽい訳ではないので、その点はご留意頂ければと思います。)

Series 3からGPSモデルは全てアルミニウム素材になってしまいステンレス素材を選べなくなってしまいました。私はステンレス素材が必須であり、かつ、GPSモデルが必須だったため、Apple Watch Series3が発表された当日に、わざわざApple Watch Series 2を購入しました。セルラーモデルだとランニングコストがかかり、初期投資も大きいことがネック。スマホを持参せずにApple Watchを使うシーンが私の中であまり想像できなかったため、迷わずSeries2のGPSモデルを選択することにしました。私が選択したステンレス素材でバンドは革という組み合わせは高級感があります。装着しているだけでテンションが上がります。モデルを自由に選べるのも、Apple Watchも魅力と思えます。

運動しているかを気にするようになった

1日でどのくらい運動したかを計測してくれ、目標値に達成した場合、「達成しました」とお知らせしてくれるApple Watch。目標をクリアした時に達成感がありますし、気軽に運動をするきっかけにもなります。ワークアウトというアプリを使えば、ランニングやウォーキングなど各種運動の消費カロリー・平均心拍数などの各種データが記録でき、また、ウォーキングなどの経路を地図上で表示できるので、楽しみながら運動ができます。

ランニングやウォーキングの際に通った道を地図上で表示してくれる機能は、運動後に確認すると楽しいです。私は美味しい店探しをするのが好きですが、ご飯を食べた後にウォーキングをして、その際に経路をよく記録しています。記録した経路を後で確認することで、以前よりも都内の道に明るくなりました(1回10キロぐらい歩いたりするので、例えば、日本橋駅から渋谷駅あたりまで歩くとだいぶ都内の位置関係が分かります)。

通知機能が便利

電話やメール・SNS・予定表やリマインダーなどのもApple Watchから振動や音で通知を受け取ることが可能です。iPhoneでも通知を受け取ることが可能ですが、やはり手首に付けているApple Watchが振動すれば、通知を見逃す事がほぼないので便利。電話を机に置いていてもApple Watchが振動するので電話に気付くし、予定表の見逃しもなくなり、仕事も捗ります。絶対に必須とまでは言えないが、明らかにあった方が便利な機能です。スマートウォッチの最大の利便性と言っても過言ではないです。Apple Watchである程度確認できるため、ポケットからiPhoneを取り出す頻度が下がることに気づきました。

心拍数を測れる

心拍数を測る機能が標準搭載されていて、iPhoneのアプリ「ヘルスケア」で確認することができます。日毎の最大・最小の心拍数が分かるだけでなく、心拍数が高すぎる場合はApple Watchが「心拍数が高すぎですよ」とお知らせしてくれます。普段心拍数を測ることはなかなかないので、日々心拍数を確認してくれる端末を付けていると、安心感があります。

バンドが交換できる

私はステンレス素材のApple Watchを使用しているが、革素材のバンドとの相性が抜群です。ステンレスと革素材の組み合わせは、伝統的な時計の革バンドとまでは言いませんが、一定のオシャレ感があり満足しています。ただデメリットもあって、革バンドは運動には向きません。汗をかいている時に、汗が革バンドに染み込み汗染みとなって残るためです。よって、ジムに行く時などは別のバンドに交換するようにしています。ボタンを押して横にスライドさせるだけで交換できるバンドの仕組みは、非常に使いやすく、バンドの種類も多いのでその時の気分に応じて交換できるのも良いです。また、初代Apple Watchから現在のApple Watch Series5に至るまでバンドのサイズが変わらず、互換性があるのもユーザーにとっては嬉しい限りです。

電池の持ちは評判よりは悪くない

私はApple Watchのライトユーザーです。毎日ワークアウトを使ったりする訳でもなく、GPSを高頻度で使う訳でもないです。時刻を確認し、通知を受け、歩数や脈拍などのデータが収集されている、その程度がメインのユーザーです(本当は様々なアプリをiPhoneを使わずにApple Watchだけで使いたいのですが、Series2の動作があまりに遅いので、半分諦めています。Series 5では相当改善されているっぽい)。そのぐらいの利用であれば、2日に1回充電すれば殆どの場合電池は持ちます。電池の持ちが悪いと言われている端末ですが、日々電池の持ちで困るという程でもないと強調したいです。

防水性能があるので安心

雨が降った時・家に帰って手を洗う時・料理をする時・運動して汗をかいた時など、Apple Watchが濡れるシーンは色々考えられます。スイミングに耐えられる程の防水機能を備えているので、日常生活で水に濡れる事を気にすることは全くないのもメリットです。

Suicaが使える

私は使用していませんが、Apple WatchでSuicaの支払いができます。ランニングする際にiPhoneなしで出掛け、コンビニでApple Watchで飲み物を購入。こんな事ができるのは未来的だし非常に便利だと思います。

デメリット

動作がもっさりしていて極めて反応が遅い

アプリを開いて何かをしようとした時に、すぐに読み込み中マークになり、なかなか作業ができない状態が頻発します。Appleの純正のアプリ(例えばワークアウトなど)ですら遅い事があるので、サードパーティのアプリなどはもっと反応速度が遅く使い勝手が悪いです。Apple Watch Serires 2ではもっさりとしていた動作であるが、Series 5では随分改善されたらしいです。Series 2ではEvernoteをもっと使い倒したかったのだが、あまりの反応の悪さに諦めた経緯があります。

ストレージが少ないため音楽データが少ししか入らない

Apple Watch Series2のストレージでは容量が足りません。たった8GB。そのうち、2GBまでしか音楽に割り当てる事ができませんでした。Series5ではストレージ容量が32GBになったので、アプリや音楽を入れるのも安心できます。Series2ユーザーの私はあまりのストレージ残量の少なさに、音楽をApple Watchに入れるのを諦めています。

総評

私がSeries 2を導入して約2年半弱。その期間に感じたメリット・デメリットを列挙してきました。総じて言えば、Apple Watchはお勧めの端末です。iPhoneをポケットから出さずに諸々確認できるのは、やはり便利。スマホに比べてまだまだ発展途上の端末ではあるが、それ故に今後どのような機能が追加されるのだろうと期待が膨らみます。

電池の持ちが良くなり、もっさりとしたスピード感が最新端末ではなくなっているのではと思っているので、買い替えたい気持ちは強いです。但し、基本的にやれること自体に変わりはないので、費用的に勿体無いと感じる方は古い端末をお勧めします。古い端末でも機能的には十分、それだけは古い端末ユーザーとして主張しておきたいです。