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BOSE(ボーズ)からDolby Atmos対応の新型サウンドバー・Smart Soundbar900が2022年2月24日に発売されました。ボーズのサウンドバーでは、旧来はSmart Soundbar 700が最上位機種でしたが、今作の登場で最上位機種はSmart Soundbar 900になりました。
今回は、昔の機種・Soundtouch300を所有している筆者が、今作Smart Soundbar 900と一つグレードの落ちるSmart Soundbar 700の違いを比較してみました。所有している方の口コミ・レビューもまとめたので、是非ご覧ください。
サウンドバーとは?
サウンドバーとは、テレビの前に置くバー状のスピーカーのことです。テレビのスピーカーの音質で満足ができない場合に使います。
ブルーレイディスクやDVDなどの映像コンテンツ、Netflixなどの動画配信サービスなどでサラウンド音響の映像作品を楽しむ機会は増えていると思います。
しかし、本格的なホームシアターのシステムを構築するの場合、ウーファーや複数のスピーカーなどを用意する必要があるので、金銭的にも設置場所的にもなかなか大変です。そんな時に、サラウンド環境を手軽に楽しめるということでサウンドバーが注目されています。
サウンドバーについては詳しくは下の記事をご覧ください。
【2022年版】Dolby Atomos対応!サウンドバーのおすすめ10選。
サウンドバーの選び方
一口にサウンドバーと言っても、多くのメーカーから発売されています。選び方の基準としては・・・
- 接続方式で選ぶ
- 音質・サラウンドシステムで選ぶ
順番に解説しますね。
接続方式で選ぶ
HDMI接続
サウンドバーの接続方式としてメインとなるのがHDMIケーブル接続。高音質なデジタル音声出力に対応しているのは大きなメリットです。
テレビとサウンドバーをHDMI接続する場合、HDMIとは別に光デジタルケーブルを接続する必要がありますが、テレビとサウンドバーの両方が「ARC規格」や「eARC規格」に対応している場合はケーブル1本で接続することが可能です。
更にeARC規格に対応している場合は、非圧縮5.1ch / 7.1chやHDオーディオ(Dolby AtmosR、Dolby TrueHDなど)も楽しむことができます。
Bluetooth接続
サウンドバーがBluetooth接続に対応していれば、スマホやノートパソコンとケーブルなしで接続でき音楽を楽しむことができます。
Wi-Fi接続
サウンドバーが無線LAN(Wi-Fi)やApple AirPlay2に対応しているものであれば、スマートフォンやPCと優れた音質でワイヤレス接続が可能です。
音質・サラウンドシステムで選ぶ
やはり、サウンドバー選びで重要になってくるのは音質。同じメーカーのサウンドバーであれば、一般的には最上位のモデルが最高音質のモデルとなる場合が多いです。
また、臨場感や立体感のあるサウンドを楽しみたい場合は、擬似的なサラウンドシステムが構築できるモデルを選択すると良いです。1つのサウンドバーから音が出ているにも関わらず、色んな方向から音が出ているように感じることができます。
Bose Smart Soundbar 900について
上述した通り、Bose Smart Soundbar 900は2022年2月24日に発売されたボーズの中でも最上位のサウンドバーです。
これとは別にSmart Soundbar 700やSmart Soundbar 300などがラインナップされていますが、当記事ではSmart Soundbar 700との比較を行っていこうと思います。
Bose Smart Soundbar 900の特徴を簡単に表すと・・・
- Dolby Atmos対応(Boseのサウンドバーで初)
- Amazon AlexaとGoogleアシスタントに対応
- Boseの他のスマートスピーカーと連携可
- 音声アシスタントを使ってテレビやケーブルTVのコントロールが可能
- HDMI-eARC対応
- 光デジタルケーブル対応
- BluetoothやApple AirPlay2対応
- Boseミュージックアプリ対応
- SimpleSyncによりBoseのヘッドホンなどとの連携が可能
- ADAPTIQテクノロジー対応
- ベースモジュールとサラウンドスピーカーの拡張ができる
特徴の詳細説明は後述しますが、まずはBose Smart Soundbar 900とSmart Soundbar 700のスペックを比較してみましょう。
Bose Soundbar900と700のスペック比較
スペック比較表を作ったのでご覧ください。
Bose Smart Soundbar 900 | Bose Smart Soundbar 700 | |
価格 | 119,900円 | 105,600円 |
カラー展開 | 黒・白 | 黒・白 |
サイズ | 幅104.5cm×高さ5.82cm×奥行10.7cm | 幅97.8cm×高さ5.72cm×奥行10.8cm |
重量 | 5.75kg | 4.76kg |
使用素材 | 上面:ガラス、前面:メタルグリル | 上面:ガラス、前面:メタルグリル |
入力 | HDMI(eARC)、Ethernet、光デジタル、 USB、ADAPTiQ | HDMI(ARC)、Ethernet、光デジタル、 USB、ADAPTiQ |
接続 | Bluetooth、Wi-Fi、Apple AirPlay2、 Spotify Connect | Bluetooth、Wi-Fi、Apple AirPlay2、 Spotify Connect |
オーディオ形式 | Dolby Atmos、Dolby TrueHD、 Dolby Plus、Dolby Digital | Dolby Digital、DTS |
音声アシスタント | Googleアシスタント、Amazon Alexa | Googleアシスタント、Amazon Alexa |
BOSEの スマートスピーカー | 連携可能 | 不明(公式サイトに記載なし) |
Boseミュージック アプリ | 対応 | 対応 |
SimpleSync | 対応 | 対応 |
マイク | 不明 | 8つ |
スピーカー | 9つ(上方向に2つ) | 不明 |
拡張 | ベースモジュールとサラウンドスピーカー | ベースモジュールとサラウンドスピーカー |
Bose Smart Soundbar 900と700を比較してみると共通項も多いですが、大きな違いとしては主に3つ。
- 上面に2つのスピーカーが搭載されているか否か
- オーディオ形式がDolby Atmosに対応しているか否か
- HDMI-eARCかHDMI-ARCか
詳細は後述します。
比較対象のBose Smart Soundbar 700のリンクも貼っておきます。
Bose Smart Soundbar 900の特徴
Dolby Atmos対応
Smart Soundbar 900は、Boseのスピーカーとして初めてDolby Atmosに対応しました。
Dolby Atmosは映画館でも使われる音響技術で、従来のサラウンドと違い、平面的でなく立体的な音場を体感できます。今までのサラウンドでは前後左右の音を中心とした音情報が作品に収録されていましたが、Dolby Atmosではそこに頭上方向や高さ方向の音情報が追加されていて没入感を得ることができます。
映像でヘリコプターの音が頭上から聞こえると想像すれば、臨場感があるのが分かると思います。
Smart Soundbar 900は上に向いたスピーカーが2つ用意されていて、その音が天井から反射されて、まるで天井に埋め込んだスピーカーから音が降り注いでいるような音響効果を得ることができます。
そもそも、Smart Soundbar 900に限らずBoseのサウンドバーは、音のビームを多方向に発射し壁や家具に反射させることで、前後左右から音が聞こえてくるように感じるPhaseGuideという技術が使われています。擬似的なサラウンドシステムが構築されています。Smart Soundbar 900は、更に上方向からの音の反射も体験できるようになった点がSmart Soundbar 700との大きな違いです。
Amazon AlexaとGoogleアシスタントに対応
これはSmart Soundbar 900とSmart Soundbar 700の共通の特徴ですが、Amazon AlexaとGoogleアシスタントによる音声操作に対応しています。
音声アシスタントを使ってテレビ等のコントロールが可能
Smart Soundbar 900と700の共通項ですが、音声アシスタント(Alexa)を使ってテレビやケーブルTV・衛星放送のチューナーなどをコントロールすることが可能です。
HDMI-eARCに対応
Bose Smart Soundbar 900は上述したHDMI-eARCに対応しています。非圧縮5.1ch / 7.1chやHDオーディオ(Dolby AtmosR、Dolby TrueHDなど)を楽しむことができるのは魅力です。
Smart Soundbar 700は、eARC対応でなくARC対応になります。
両者とも、ケーブル1本でテレビと接続できる点は同じです。
BluetoothやApple Airplay2などに対応
Smart Soundbar 900と700の両方とも、BluetoothやWi-Fi・Apple Airplay 2などに対応しています。
これらによりケーブルなしでサウンドバーとスマホ・パソコンと接続して良質の音を体験できるのは魅力です。
ADAPTiQ機能搭載
Smart Soundbar 900と700は両方とも、ADAPTiQ機能が搭載されています。
これは、付属の専用マイクで部屋の反響状況を測定し音響を最適化する機能です。部屋の中で人がいる位置を5箇所登録し、それらの場所に最適な反響で音を楽しむように設定できます。
ベースモジュールとサラウンドスピーカーを拡張できる
Soundbar 900とSoundbar 700は共通の拡張デバイスが用意されています。
サウンドバー単体でも十分に臨場感と迫力のあるサウンドを楽しめますが、より高度な音響を楽しみたい方は導入してみても良いかもしれません。
Bose Smart Soundbar 900の口コミ・レビューを紹介
Bose Smart Soundbar 900の口コミを紹介します。
オーバーな表現に思われるかもしれませんが、映画館にいるような立体的な音場です。今まで聴こえてこなかったような繊細な音も鮮明に聴こえるため、没入感を感じることができました。
テレビの音質が圧倒的に良くなりました!音楽も最近だとDolby Atmosが多かったりするのですごい音楽もクリアに聴こえるし小さな音も聞こえます。すごいです。
立体的、臨場感がすごいです。部屋が映画館になります。全体的な音にキレがあり1音1音が明瞭でメリハリがあります。スピーカーを設置していない場所からも音が聴こえてくるような立体音響が楽しめます。Bluetooth接続も遅延をそこまで感じません。
Bose Smart Soundbar 900がオススメの人
サウンドバーの購入を検討しているすべての方にオススメしたいアイテムです。
私はかなり前の旧機種を使っていますが、それでも音質の良さ・音のビームの反射による立体的なサウンドは圧倒的です。Smart Soundbar 900は、Boseのスピーカーとして初めてDolby Atomosに対応したとのことで、上方向からのサウンドを含めて圧倒的な没入感のある体験ができると思います。
映画やゲームなどをする方には特にお勧めしたいです。
一方、価格が119,900円と高いので手に取りにくいという方もいるかもしれません。しかし、スピーカーは簡単に壊れるものではないため一回購入すれば何年も使えるアイテムです。一年当たりの費用とすればそんなに大きな額でないと個人的には思います。
総括
この記事ではBose Smart Soundbar 900をご紹介しました。
臨場感・没入感のある音を楽しみたい方には非常にお勧めできるアイテムだと思います。サウンドバーをまだ持っていない方・持っているけどアップグレードをしたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
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