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ECOVACS DEEBOT N8+

【ECOVACS DEEBOT N8 PRO+レビュー】自動ゴミ捨て・マッピング・水拭きを搭載したロボット掃除機。DEEBOT T9+との比較もあり。

コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。

掃除はしたいけど億劫・面倒臭い、そう感じる方にとってロボット掃除機って魅力だと思います。

ただ、一言でロボット掃除機と言ってもエントリーモデルだとマッピング機能がなくておバカだったり、ルンバのハイエンドモデルだと価格が高すぎてなかなか手が出しにくいという問題があります。

そこで、マッピングも含めた機能満載で価格もある程度抑えたミドルクラスのロボット掃除機をご紹介したいと思います。ECOVACS社のDEEBOT N8+というモデルになります。

 
るっき
掃除をロボットに任せられるのは本当に快適です。

ECOVACS(エコバックス)とは

ECOVACSという会社を知らない方も多いと思います。私も今回初めて知ったのですが、ECOVACSは1998年からロボット掃除機を製造・販売している会社で、日本やアメリカ・ヨーロッパなど世界展開していて、2017年にはヨーロッパ市場で2位のシェアを獲得しました。

ロボット掃除機というとiRobotのルンバを思い描く方も多いと思いますが、ECOVACSも負けず劣らずの優秀なメーカーです。

ECOVACS DEEBOT N8 PRO+の概要

続いて、ECOVACSが発売しているロボット掃除機・DEEBOT N8 PRO+について、概要説明していきましょう。

DEEBOT N8 PRO+の特徴としては・・・

  • 最大60日分のゴミを収納可能(自動ごみ収集スタンドに収納)
  • 3D物体回避テクノロジーで家具やコードなどとの衝突を回避
  • 強力な吸引力(同社の従来製品に比して吸引力73%アップ)
  • 静音設計
  • 吸引と水拭きの両方できる
  • 光学式D-ToF技術を応用したマッピングシステムで、360度間取りや家具を正確に測定・記録
  • アプリで侵入禁止エリアや水拭き禁止エリアの設定が可能
  • 吸引力や水の量など細かい調整が可能

詳しい解説は後述しますが、まずはDEEBOT N8 PRO+のスペックと外観を見ていきましょう。

スペック

メーカー名:ECOVACS(エコバックス)
商品名:DEEBOT N8 PRO+(ディーボット)
発売:2021年
カラー展開:ホワイト
対応清掃:吸引、水拭き
稼働モード:オート清掃、エリア清掃、カスタム清掃
乗り越え高さ:最大2cm
本体消費電力:15W
動作音:58dB
バッテリー容量:3200mAh(リチウムイオン電池)
ダストボックス容量:420ml(ロボット掃除機本体)
最大稼働時間:約110分
本体重量:約3.6kg
本体サイズ:ロボット掃除機本体353×353×93.6mm、自動ごみ収集スタンド300×430×430mm
搭載センサー:衝突防止、落下防止、True Mappingによるマッピングシステム、3D物体回避センサー、赤外線センサー

外観

まずは外箱から。

外箱

パッケージ重量約13kg、寸法462×383×363mmとなかなかの大きさです。

中身を開封すると・・・

同梱物

同梱物は右から時計回りに、

  • ロボット掃除機本体
  • サイドブラシ2つ
  • 電源コード
  • 交換用エコ紙パック
  • 取扱説明書
  • クリーニングモップ
  • 使い捨てクリーニングモップ

となっています。

本体から見ていきましょう。

本体

DEEBOT N8 PRO+は丸い形をしています。

丸い形

デザイン的には余分な装飾がなく、シンプルかつミニマルで好感を持てます。

高さはあまりない

本体の高さは93.6mmとなっていて、一般的なソファの下などに入って清掃することが可能です。

裏面を見てみると・・・

裏面

左右にサイドブラシがついています。このサイドブラシで周囲のゴミをロボット掃除機本体に近づけて吸引します。

サイドブラシ

タイヤはかなり大きい仕様となっています。

タイヤ

最大2cmの段差を超えていくことができるのも納得です。

本体真ん中の黄色と黒の箇所がメインのブラシで、そこから吸引するようになっています。

メインブラシ

本体裏側の一番手前には、水拭き用の水を入れるタンクが備わっています。

水タンク

タンクを外すとこんな感じ。

タンクを外してみる

モップを装着した時はこんな感じ。

タンクにモップを取り付け

モップ設置完了

タンクに水を入れモップを取り付けると、自動的に吸引と水拭きをどちらも実施するモードに切り替わります。

本体の上面の蓋を開くと・・・

蓋を開ける

本体内部のダストボックスが見えてきます。

ダストボックス

取り出すと・・・

ダストボックス

容量は420mlと大きいとまでは言えませんが、自動ごみ収集スタンドがこのダストボックスからゴミを毎回吸い上げてくれるので、この容量で全く問題ありません。

ちなみに本体の蓋を開けると、こんな感じの小さなブラシがついています。ダストボックスの清掃に便利ですね。

小さなブラシが付属

自動ごみ収集スタンド。

自動ごみ収集スタンド

300×430×430mmとかなりの大きさです。設置する時は左右に30cm程空間を作ると良いとされています。

自動ごみ収集スタンドの上部。

上部

蓋を開けると・・・

蓋を開ける

既にセットされている交換用エコ紙パックが見えます。ロボット掃除機本体のダストボックスからこのエコ紙パックにゴミを移動させることで、最大60日分のゴミを収納が可能となります。

エコ紙パックを取るとこんな感じ。

エコ紙パックを取り出す

内部

エコパックは取り外す際に埃が散らないように工夫がされています。

吸引口が開いた状態(スタンドにセッティングする時の状態)

吸引口を開いた状態

吸引口が閉じた状態(取り外す時の状態)

吸引口を閉じた状態

この状態だとホコリが散乱しません。

一応、エコ紙パックのリンクも貼っておきます。

自動ごみ収集スタンドの裏側には、電源コードを巻きつける箇所がついています。

裏面

コードを巻きつける

長すぎて余ったケーブルは見栄えが悪いもの。こういう細かい気配りは嬉しいですね。

自動ごみ収集スタンドに本体がドッキングしたところはこんな感じ。

ドッキング

モップのサイズ感はこんな感じ。

モップのサイズ感

左側が使い捨てモップ。

モップ比較

ECOVACS DEEBOT N8 PRO plusの特徴

最大60日分のゴミを収納可能

最大60日分のゴミを収集可能

ECOVACS DEEBOT N8+の大きな特徴は、自動ごみ収集スタンド(写真上部)に最大60日分のゴミを収納できるところ。

自動ごみ収集スタンドが付かないロボット掃除機は、ロボット掃除機本体のダストボックスに入っているゴミを頻繁にゴミ箱に捨てる手間がかかります。でも、2〜3回に1回のゴミ捨てって地味に面倒くさいんですよね。

その点、N8+は最大60日ゴミを収納できるので、ゴミ捨ての手間は大幅に軽減できるので安心です。

また、上述しましたが、ごみ収集スタンド内のエコ紙パックは取り替え時にゴミが舞い上がらないような設計になっているので、ホコリアレルギーがある方も安心です。

3D物体回避テクノロジーで家具やコードなどとの衝突を回避

3D物体回避テクノロジーで家具やコードなどとの衝突を回避

DEEBOT N8 PRO+は、3D物体回避(True Detect)テクノロジーで、家具やコードなど様々なものの高さや形状を立体的に把握。壁や家具との強い衝突は殆どなく、極めて優しくそれらに近寄りサイドブラシで隅々のゴミを収集します。

安価だったり古いロボット掃除機は壁や家具への衝突が激しく、衝突音がうるさかったり家具等を痛めることにもなりました。DEEBOT N8 PRO+はそんな心配から解放してくれます。

また、2cm以上の段差も検知してくれるので、玄関や階段などの段差で落下する心配もありません。逆に、2cmまでの段差であればロボット掃除機が乗り越えていきます。

強力な吸引力

強力な吸引力

強力な吸引力もこの機種の魅力です。ECOVACSの従来製品に比べて73%吸引力がアップしています。数年前のルンバと比べて音が静かになったにも関わらず、清掃力で劣っていると思ったことはありません。

吸引力はアプリで3段階設定することができます。後述しますが、エリアごとに調整できます。

また、カーペットを自動的に検知するセンサーが搭載されていて、DEEBOT N8 PRO+がカーペット上に移動すると吸引力がマックスになります。因みに、吸引と水拭きを両方するモードの時は、カーペットを自動的に回避してくれます。

静音設計

静音設計

静音設計な点もDEEBOT N8 PRO+の特徴です。私の実家で使っているルンバ(数年前のモデルです)と比べると、明らかに音が小さい!この音量であればマンションでも問題ないかと思います。

上述した通り、壁や家具とも殆ど衝突しないので衝突音もありません。

音問題で唯一気になるところを挙げると、ロボット掃除機が自動ごみ収集スタンドに戻り、本体のダストボックスからエコ紙パックにゴミを吸引する音がかなり大きいこと。

集合住宅の場合、この音は若干不安かもしれませんが、吸引する時間はごく短時間なのでよほど隣人がよほど神経質でない限り、大丈夫だと個人的には思います。

吸引と水拭きの両方できる

吸引と水拭きの両方できる

ECOVACS DEEBOT N8 PRO+は、吸引以外に水拭きもできるロボット掃除機です。

iRobotのロボット掃除機の場合、吸引はルンバ・水拭きはブラーバと2台持つ必要がありました。コストが大きくなるだけでなく、置く場所も2台分用意しなければなりません。

加えて、ルンバで吸引した後に、ブラーバで水拭きをするので、清掃時間も長くなってしまいます。

その点、DEEBOT N8 PRO+であれば、吸引と水拭きの両方ができるので、コストも場所も清掃時間も節約することができます。

 
るっき
水タンクを空にしておけば吸引だけになるので、吸引のみの目的の方にもオススメできる機種です。

水拭きをするためには、水タンクに水を入れてモップを装着するだけ。この作業をすることで、吸引のみのモードから吸引・水拭きモードへ切り替わります。

モップ比較

モップは使い捨てできるタイプ(左)と洗って繰り返し使えるタイプ(右)のどちらも使えます。

高度なマッピング機能

ECOVACS DEEBOT N8 PRO+は、光学式D-ToF技術を応用したマッピングシステムで、360度間取りや家具を正確に測定・記録します。

下の画像は私の部屋で初回起動した時のものです。

高度なマッピング機能

開始わずか1秒でこれだけの間取りが空間認識されてました。掃除を進めていくと、更に細かくマッピングしていきます。

結果レポート

上の画像は清掃が終わった後のレポートですが、部屋が細かくマッピングされ、更にはDEEBOT N8 PRO+が動いた軌跡が表示されています。

かなり細かく部屋や家具の位置が記録されていて正直驚きました。ランダム走行しているロボット掃除機とは異なり、マッピング機能が搭載されていると、地図に基づいて効率的に掃除をしてくれるので時間短縮に繋がります。

参考までに以前使っていたルンバ(数年前のモデル)のマッピングはこちら。

ルンバ

部屋の形はある程度把握してくれているものの、ロボット掃除機が動いた軌跡などは把握できません。

アプリが充実

DEEBOT N8 PRO+はスマホアプリにたくさんの機能が搭載されています。

清掃の仕方の設定画面。

アプリが充実

清掃する回数、吸引力(3段階)、水量調節(4段階)の設定ができます。

マッピングすると各部屋をエリアとして自動的に分け、更に手動でエリアを分割・結合もできるのですが、エリア毎に清掃の回数・吸引力・水量調整が設定できます。

エリア

マップ上で仮想境界線を引き、侵入禁止エリアを設定もできます。

侵入禁止エリア

モップ禁止ゾーンの設定も可能。

モップ禁止ゾーン

スケジュール設定も可能です。曜日と時間が設定できます。

スケジュール

備品の使用状況もアプリ内で把握できます。備品の交換時期・メンテナンス時期が分かるので便利です。

備品の状況をアプリで確認

実際に使ってみた感想

使ってみた感想

清掃に手間をかける必要がなくなり想像以上に快適・時短に繋がりました。壁や家具に衝突せず傷を負わす心配もないですし、毎回ゴミ捨てをする必要もありません。音も静かで気になりませんし、短い時間で効率的に清掃してくれます。

私の部屋は30m2ぐらいですが、それを大体30分で清掃してくれます。

人間が自力で清掃した時と比べれば人間の方が優秀ですが、基本的にはDEEBOTに清掃を任せていて問題ありません。わずかに残ったゴミをたまに補助的に人間が清掃すれば良い、その程度の話です。

まだ試していませんが、複数のマップを作成することができるみたいなので、戸建てで2フロアなどの場合でも利用できそうです。

 
るっき
掃除の手間から解放されました。

DEEBOT N8 PRO+とDEEBOT T9+を比較。何が違うか

ECOVACSのロボット掃除機にはハイエンドモデルのDEEBOT T9+があります。


ポイント10倍 ロボット掃除機 DEEBOT T9+ 高性能 D-ToF マッピング機能 自動ゴミ収集 水拭き機能 芳香剤内蔵 お掃除ロボット メーカー1年間保証

私はDEEBOT N8 PRO+ユーザーでT9+は使っていないので使用感の違いは分かりませんが、公式サイトのスペックを基にN8 PRO+とT9+で何が違うか比較してみました。こちらの表に記載していない項目についてはスペックの違いはなさそうです。

DEEBOT N8 PRO+DEEBOT T9+
マッピング性能True MappingTrue Mapping2.0
2.0と謳われているのでこちらの方がおそらく高性能
3D物体回避True DetectTrue Detect2.0
2.0と謳われているのでこちらの方がおそらく高性能
エアリフレッシュナー(掃除と一緒に芳香剤を楽しむ機能)非搭載搭載
振動式パワフル水拭き・電動モップ非搭載搭載
本体消費電力15W50W
動作音58dB57dB
充電時間約4時間約6.5時間
最長稼働時間約110分約175分
ロボット掃除機本体重量約3.6kg約3.57kg

基本的にやれることは一緒。

でも、マッピング機能も3D回避機能もT9+の方がおそらく優れています。芳香剤機能が必要かは.好みが分かれると思いますが、電動モップが付いていて水拭き機能を備えているので清掃能力もT9+の方が優れています(その分消費電力も大きくなります)。

連続稼働時間もT9+の方が長いのでおそらくバッテリーの容量が大きく違うのだと思います。

それらに付加価値を感じる場合はT9+を選ぶべきでしょうし、逆にそれらに魅力を感じないのであればN8 PRO+で十分ということになります。

関連:補助的にハンディ掃除機を使う

メインで使う掃除機をECOVACSのロボット掃除機にした場合でも、人間が補助的に掃除しなければならない場面もたまにはあります。そこでサブの掃除機が必要となります。

個人的にオススメしたいのが、Ankerのハンディ掃除機。軽量・コンパクトで吸引力があるので重宝しています。

詳しくは下の記事をご覧ください。

関連:補助的に高性能の箒を使う

ハンディ掃除機も良いですが、箒(ほうき)という選択肢もあります。

ONE STROKEという箒は4つのブラシと1つのブレードの5層構造となっていて、微細なゴミも取り残さない高機能モデルです。ちりとりも床との段差がない構造となっていて、ゴミの取り逃がしがないように工夫がされています。

機能面はもちろんですが、デザインがお洒落で部屋のインテリアとしても映えそう。

詳しくは下の記事をご覧ください。

総括

総括

この記事ではDEEBOT N8 PRO+をご紹介しました。

高性能なマッピング・自動ごみ収集・吸引&水拭き可能など、最近のロボット掃除機の主だった機能を全て揃えているにも関わらず、価格はミドルクラスと高コスパのモデルです。

掃除の時間を短縮できるので忙しい方にも向いてますし、掃除が面倒と感じる方にもオススメできます。究極の時短家電の導入をこの機会にいかがでしょうか。

 
るっき
買って大正解でした!

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