コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。
Apple Watchを始めとしたスマートウォッチを使っている方って多いと思います。私もその一人でした。
最近のスマートウォッチはお洒落なものも多く、ファッションの一部としても成立している感じがあります。でも、時計屋さんで売っているような腕時計ほどの良い雰囲気がないようにも思えて・・・。
今回は、私がApple Watchから機械式腕時計に買い替えた経緯を解説したいと思います。
私のようにスマートウォッチだと物足りないと思っている方の一助になっていただれば嬉しいです。
Apple Watchで使える機能
私は4年間Apple Watchを使い続けたのですが、そもそもApple Watchにはどんな機能があるのでしょうか。簡単にまとめてみました。
- 時刻の確認
- メールやLINE・SNS・スケジュールやリマインダーなどの通知
- 電話の受発信
- タイマーやストップウォッチ
- 文字盤のカスタマイズ
- Suicaで買い物・改札を通る
- PayPayのQRコード決済
- 心拍数の測定
- 血中酸素飽和度の測定
- 運動データの記録
- 睡眠データの記録
- 音楽を聞く
- iPhoneを探す
- 防水対応
- 各種アプリを追加
実に多くの機能が搭載されています。私もApple Watchを購入した当初は物珍しさから色んな機能を使いました。
でも、Apple Watchを使い続ける中で、「実際に必要な機能」・「あった方が便利な機能」・「特に必要ない機能」と分類されていきます。
私の場合、実際に必要な機能は・・・
- 時刻の確認
- メールやLINE・SNS・スケジュールやリマインダーなどの通知
- Suicaで買い物・改札を通る
- 防水対応
あった方が便利な機能は・・・
- タイマーやストップウォッチ
- 運動データの記録
- iPhoneを探す
その他は私にとって特に必要のない機能でした。
意外とApple Watchで必要な機能って限られていると実感。
このぐらいの機能しか必要としていないのであれば、Apple Watchでなくても良いのでは?
私の脱Apple Watchに関する検討が始まりました。
機械式腕時計の魅力
Apple Watchをやめるのであれば、お洒落な時計に変えたい!そう常々思っていました。
お洒落なデザインの選択肢の多さで言えば、機械式腕時計に適うものはありません。
以前はOrisというスイスのブランドの機械式腕時計をつけていたこともあり、機械式腕時計に戻りたいとも思っていました。
機械式腕時計の魅力は、その宝飾品のような美しさにあります。複雑な機械部品が織りなす芸術的な美しさ、それはスマートウォッチでもクォーツ式の時計でも表現できません。
そして、ひとつひとつの部品が複雑に絡み合うことで実現する機械式腕時計の動きは、デジタルが進む現在においても色褪せない価値として存在しています。
機械式腕時計のデメリット
一方、機械式腕時計にはデメリットもあり、代表的なものとしては・・・
- スマート機能はもちろん使えない
- 時間の精度が高くない
- 5年に1度ぐらい分解掃除(オーバーホール)をする必要がある
これらが挙げられます。
しかし、これらデメリットも私としては大きな問題になりませんでした。
スマート機能が使えない
Apple Watchに慣れてしまうとスマート機能が使えない腕時計は不便なものです。そこで、私はソニーから発売されているwena3の導入を検討しました。
wena3は、時計のバンド部分(バックル)に通知やキャッシュレス・心拍数のトラッキングなどのスマートウォッチ機能を搭載した端末です。既存の腕時計のヘッド(文字盤がある場所)を使いながら、バンド部分だけをスマートウォッチに変更することができます。
これがあれば、機械式腕時計の「スマート機能がない」というデメリットを一気に解消できます。
時間の精度が高くない
機械式腕時計は時計としての精度が高くありません。1日数秒ずつ時間がズレることが頻発します。更には、使わずにそのまま放っておくと時計が完全に止まることもあります。
精度の高さを求めたり、時刻合わせの面倒臭さを回避するのであれば、クォーツ式の時計やスマートウォッチを求める方が良いでしょう。
しかし、時刻合わせは1日1回すれば十分。大した手間だとは感じない。そんなメンタルを持っている方であれば、クリアできるデメリットだと思います。
分解掃除(オーバーホール)が必要である
オーバーホールとは、時計内部のムーブメント(機械)をパーツごとに分解し、洗浄・摩耗したパーツの交換・組立・注油・精度調整をする一連の工程を言います。
オーバーホールをしないと徐々に機械の調子が悪くなり、最悪の場合は故障につながる場合もあります。そのため、一般的には3〜5年程度に1回オーバーホールをする方が良いとされています。
オーバーホールするのには1回50,000円ほど必要となりますので、機械式腕時計はランニングコストがかかることになります。この費用の高さから機械式腕時計を敬遠する方もいると思います。
一方、Apple Watchを始めとするスマートウォッチにもランニングコスト相当がかかるのです。
一般的にApple Watchには寿命となる以下の基準があると言われています。
- 最新のOSのアップデートに未対応
- 電池の劣化
順番に解説しますね。
最新のOSのアップデートに未対応
Apple Watchに搭載されているOSはwatchOSです。古いApple Watchの場合、このwatchOSの最新版にアップデートできないことがあります。古いApple Watchに関して、Appleがメーカーとしてサポートをしていないんです。
サポートを終了したApple Watchは最新のOSでないため、セキュリティ上の問題があり、日常使いでお勧めできるものではありません。
そして、サポート終了するまでの期間ですが、
- Apple Watch Series 1は4年間サポートがあった
- Apple Watch Series 3はSeries 1よりも性能が劇的に上がっている
上記を考えると、OS面における寿命は4〜5年ほどと考えるのが妥当だと思います。
電池の劣化
Apple Watchも電池を内蔵している関係上、電池の劣化と無関係にはいられません。スマートフォンも使っているうちに電池の持ちが悪くなるのと同様です。
使い方によっても電池の劣化の具合は変わってくると思いますが、2年で最大容量が新品時の85%まで落ちるという結果もあります。
元々電池の持ちが弱点と言われているApple Watchなので、5年もすると電池の減りに関して悩みを持つようになる可能性が高いです。
機械式とApple Watchのランニングコストは同じくらい?
Apple Watchは、OSと電池の観点から寿命は5年位と考えられます。そして、最新のApple Watch Series 7の最安価格が約50,000円。
一方の機械式腕時計もオーバーホールにかかる費用で5年で50,000円ほど。
よって、どちらもランニングコストはさほど変わらないとも言えます。よって、オーバーホールが必要ということだけで機械式腕時計が一概にランニングコストが悪いとは言えないと思います。
ランニングコスト面での機械式腕時計のデメリットは解消された気がしてきました。
購入したオリスの機械式腕時計
SONYのwena3でスマート機能を機械式腕時計でも搭載させることが可能で、ランニングコストもスマートウォッチと比べて高いものでないと判明したので、いよいよ機械式腕時計を購入しました。
私が選んだ機種は・・・
スイスの時計メーカー・オリス(Oris)から発売されているアートリエ コンプリケーション(Artelier)78177294031という時計。
ギョーシェ模様が施されたシルバーダイヤルと金色の針・目盛が特徴的なデザインです。
シルバーダイヤルには3つの小さいダイヤルが配置されています。
- 日にちのダイヤル
- 曜日のダイヤル
- セカンドタイム表示ダイヤル(24時間計)
12時の方向には月齢表示のウィンドウが搭載。
月の満ち欠け(新月・満月など)の度合いが分かるようになっていて、遊び心があり機能面でも充実しています。
オリスのアートリエ コンプリケーションについて詳しくは下の記事をご覧ください。
【オリス アートリエ コンプリケーションをレビュー】大人の雰囲気漂う機械式腕時計
スマートウォッチなしの生活
ソニーのwena3を導入予定でしたが、オリスの時計を購入してから数日間はスマートウォッチなしで暮らしてみました。
感じたことは・・・
- 圧倒的にデザインが良いのでお洒落を楽しめる
- 時刻を確認する上では、機械式腕時計でもスマートウォッチでも変わらない
- 腕時計で通知を確認できないのでスマホを見る機会が増えた
今まではApple Watchが鳴ったり振動したりして電話やメール・LINE・スケジュール・リマインダーなどを瞬間的に通知で把握できていました。それができないため、スマホが振動するたびにポケットからスマホを取り出し通知内容を確認する。そんな手間が増えました。
一度スマートウォッチを体験すると、元には戻れません。1週間でソニーのwena3を導入しました。
因みに、wena3は、
- メールやLINE・SNS・スケジュールやリマインダーの通知
- タイマーやストップウォッチ
- Suicaで買い物・改札を通る
- 心拍数の測定
- 最大酸素摂取量の測定
- 運動データの記録
- 睡眠データの記録
- 音楽を操作
- iPhoneを探す
- 防水対応
上記のような機能が搭載されています。wena3について詳しくは下の記事をご覧ください。
【wena3レビュー】機械式腕時計のヘッドを使いながらスマートウォッチ機能も使える!
総括
この記事ではApple Watchから機械式腕時計に変更した経緯をご紹介しました。
買い替えて改めて実感したのは機械式腕時計のお洒落さ。Apple Watchでお洒落な文字盤に設定しても、細かい部品で組み立てられた機械式腕時計の宝飾品のような美しさには敵いません。
お洒落を意識する方は、スマートウォッチから機械式腕時計に乗り換えるのも良い選択肢だと思いますよ。
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