2020年8月現在、私(@CotomonoL)はApple Watch Series 2を使っています。購入した時は日常をより豊かにしてくれるガジェットとして、満足度の高い製品でした。
今もある程度満足しているのですが、それでも発売から4年経過すると現行機種に比べて性能が劣るので、不満点も少しずつ出てきます。
そこで、Apple Watch Series 2に足りないもの、逆にApple Watch Series 2で十分なものについて綴ってみようと思います。これからSeries 6の購入を検討しているSeries 2ユーザーの参考になれば幸いです。
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Apple Watch Series 2基本スペック
本題に入る前に、Apple Watch Series 2の基本スペックを列挙したいと思います。
サイズ展開:38mm、42mm
素材:アルミニウム、ステンレス、セラミック
チップ:デュアルコアプロセッサ
電池の持ち:最大18時間
内蔵GPS附属
50mの耐水性能
Wi-Fi (802.11b/g/n 2.4GHz)
Bluetooth 4.0
心拍センサー
加速度センサー
ジャイロスコープ
環境光センサー
Apple Pay対応
第2世代の感圧タッチ対応OLED
サファイアクリスタル(ステンレススチールケースとセラミックケース)
Ion-Xガラス(アルミニウムケース)
272 x 340ピクセル(38mm)
312 x 390ピクセル(42mm)
Apple Watch Series 2に足りないもの
ここからが本題です。Apple Watch Series 2で不足する機能や性能を列挙していきたいと思います。Series 2が抱える根本的な性能の弱さと、最新機種に比べてSeries 2が機能面で劣っている点の2つのジャンルの不足点を記載しています。
予め断っておくと、これらの不足点があるからApple Watch Series 2が駄目ということではなく、不足点があっても尚許容できる機種だと個人的には思っています。
動作が致命的に遅い
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Apple Watch Series 2は今も現役でバリバリ使える機種だと個人的には思っています。ただ、唯一根本的な性能の問題があります。
それは、動作が致命的に遅いこと。
使っているユーザーの方はよくご存じだと思いますが、純正のアプリですら動作が遅いことがあります。
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例えば、純正アプリであるワークアウト。Apple Watchの良さを体感する上で必須のアプリです。このワークアウトを実行する際、毎回ではありませんが読み込み中となり、数秒または十数秒待たされることがあります。
また、Siriに話しかけてもほんの僅かの間があり、反応速度の遅さを感じます。
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純正アプリですら遅いのですから、サードパーティ製のアプリも遅い場合があります。私は習慣化アプリ「Habitify」を使っていて、普段はSeries 2でも全く問題はありませんが、たまにHabitifyが数秒または十数秒読み込み中になり動作の遅さを感じます。
遅すぎて使い物にならないアプリもある
これはApple Watch Series 2のスペックの問題なのか、アプリの問題なのか、それとも両者の相性の問題なのか分かりませんが、読み込み中の時間が長すぎて使い物にならないアプリもあります。
そのアプリの名は「Evernote」。
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EvernoteのApple Watch版アプリでは、ノートの検索機能が実装されていますが、検索を実行するとずっと上記写真のような状態になり、全く先に進みません。2回ほど成功したことはありますが、殆どは失敗で読み込みができず全く使い物にならないです。
Apple Watchの問題なのかは不明なので、記載するかは迷いましたが一応書かせて頂きました。Series 6をおそらく購入すると思うので、購入してからEvernoteを使ってみて比較実験してみようと思います。実験の結果は当ブログでお知らせしますので、気になる方はチェックしてみてください。
選べる文字盤が少ない
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Apple Watchは最新モデルが出るたびに、選べる文字盤が増えてきました。しかし、旧モデルだと新しい文字盤に対応していないことが多く、文字盤の選択肢があまりないのが不便だと最近感じます。
設置できるコンプリケーションの数が少ない
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上述した通り、Apple Watch Series 2では選べる文字盤が少ないです。そして、コンプリケーション(文字盤に搭載できるアプリ)を多く配置できる文字盤がありません。
Series 2対応の文字盤の中で、割とコンプリケーションを多く登録できる文字盤「クロノグラフ」でも3つしか登録できません。
Series 4以降で使える文字盤「インフォグラフ」では、コンプリケーションが8つまで使えます。文字盤からワンタップで動作できる機能を増やしたい場合は、Series 2だとやや不足すると言って良いでしょう。
常時表示されない
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Series 4以前のApple Watchは手首を捻って端末を自分自身の方向に向けることで、一時的に文字盤が表示される仕様でした。
しかし、Series 5は端末を自分自身に向けなくても文字盤が表示され、いつでも時刻を確認できるようになりました。Apple Watchが時計である以上、常時表示は個人的には必要な機能だと思っています。そう思う方は、ややSeries 4以前では不足を感じるかもしれません。
画面が小さい
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Apple Watch Series 2は38mmと42mmの2サイズ用意されていて、それぞれ272×340ピクセル・312×390ピクセルとなっていて、画面サイズが小さいです。
それに対して、Series 4以降のApple Watchでは、40mmと44mmの2サイズになっていて、それぞれ324 x 394ピクセル・368 x 448ピクセルとなり、画面サイズが30%大きくなっています。
また、Series 4以降のApple Watchはベゼルが細くなり、画面サイズが大きくなった割には、本体サイズがさほど大きくならないメリットもあります。
Apple Watchは手首につけるので大きすぎるのは禁物。しかしながら、アプリのアイコンが小さすぎたりして誤操作をしかねないので、画面サイズが小さすぎても問題があります。
ベゼルが細く、本体の大きさに画面サイズが近づいたSeries 4以降のApple Watchはサイズ効率が良いと思うので、Series 3以前に不満がある訳ではありませんが、やはり小さいなと感じてしまいます。
ストレージ容量が少ない
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Apple Watch Series 5のストレージが32GBなのに対して、Series 2のストレージはたったの8GBです。しかも、Apple Watch Series 2に音楽データを入れたい場合、ストレージの中の2GBまでしか入れられません。
音楽データをストレージに保存して楽しみたい人にとっては、あまりにも役不足な容量という印象です。
watchOS7に対応しない
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この秋にリリースが予定されているApple Watchの最新OSであるwatchOS7ですが、残念ながらSeries 2は対応せずアップデートができません。
睡眠トラッキング機能が噂されたりと注目点も多い最新OSなので、Series 2が対応しないのはSeries 2ユーザーにとってはかなり残念なポイントです。
Apple Watch Series 2で十分なもの
通知機能
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個人的にApple Watchで一番使う機能は、通知機能です。予定表やリマインダー・メールなど各種通知がApple Watchから確認することができますが、Series 2で全く不足がありません。
一番使う機能に不足がないということは、Series 2は現役として十分に通用することを意味します。
電池の持ち
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Apple Watch Series 2は電池の持ちが意外と悪くないです。もちろん、使い方によって差が出ると思いますが、ワークアウトをせず睡眠時は外している人であれば、1回の充電でなんとか2日間持つこともあります。それも数年使用して、多少電池が劣化している今でも。
バッテリー性能の点でSeries 2を手放す必要はないでしょう。
バンドが最新機種と互換性がある
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Apple WatchはSeries 4からサイズが大きくなりましたが、取り替え可能なバンドは新旧で互換性があります。旧38mmは新40mmのバンドに対応、旧42mmは新44mmのバンドに対応しています。
よって、Series 2の時代から使っている古いバンドであっても、未だに最新機種にも使えるのは嬉しいですね。
高いデザイン性
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Series 4から若干のデザインが変更があり、更にオシャレな文字盤も増えてきましたが、根本的なデザインはSeries 2の時代から変わっていません。Series 4と比較して、明らかにデザイン面で劣っているとは言えないと思います。
高い防水性能
Apple Watchは手首につけるものなので、防水機能があると安心できます。Series 2の時点で50mの防水性能があり、日常で使うにも水泳などで使うにも問題がありません。
GPSの精度
Apple Watch Series 2でワークアウトをして、地図に歩いた軌跡を表示させても、測定誤差はそんなに大きくなく許容範囲内だと感じます。Series 2で十分だと思います。
総括
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いかがでしたでしょうか。Apple Watch Series 2の致命的な欠点は動作が極端に遅いという1点です。それ以外の足りないことは、最新機種の方がより快適に使える、その程度の問題であり、致命的な欠点にはなりません。
スマートウォッチで個人的に一番大事な通知機能も、Series 2で全く問題ありませんし、Series 2はまだまだ現役で使えると今でも思っています。
しかし、最新機種に比べると見劣りしているのも確かで、私個人としてはそろそろ最新機種が欲しいと思っています。最新OSにも対応していないので、そこら辺も影響すると思います。
そろそろ買い換えるかを迷っているSeries 2ユーザーの方もいると思います。そういう方が検討する上での一助になれば幸いです。
Apple Watch Series2を2年間半使って振り返る