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オンライン会議に向いた34型モニター・DellのC3422WEをレビュー。リモート用ウェブカメラ付き。

コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。

作業効率を求めてパソコンモニターに大型なものを求める方も多いと思います。

私もそんな一人。自宅ではDellの34型ウルトラワイドモニター・U3421WEを使っていますが、職場でも同程度の大きさのモニターを導入したくなり、今回ご紹介するデルのC3422WEを購入しました。

結論から言えば、私はこのモニターを購入しましたがその後不具合により返品しました。おそらく、私が受け取ったものだけの問題だとは思いますが、その状況も記します。正常に動作すれば良い機種だと思いますし、Amazonでの評価も高い製品なのでオススメできると思います。

デルのC3422WE・製品概要

メーカー名:Dell(デル)
製品名:C3422WE
パネル:IPSパネル(曲面モニター)
パネルサイズ:34.14インチ(WQHD)
アスペクト比:21:9
解像度:3440×1440
表示色数:10.7億色
応答時間:8ms(GtoG 典型)、5ms (GtoG高速)
リフレッシュレート:60Hz
輝度:300cd/m2
コントラスト比:1000:1
視野角:上下/ 左右178度
製品サイズ(スタンド含む):81.585×23.495×45.62cm
重量:11.35kg(スタンドを除くと7.3kg)
接続性:HDMI (HDCP 2.2)、ディスプレイポート (DisplayPort 1.2モード、HDCP 2.2)、USB-C 3.2 第1世代 アップストリーム (DisplayPort 1.4 モード/電源最大90W)、USB 3.2 第1世代 アップストリーム (タイプB)、USB-C 3.2 第1世代 ダウンストリーム (最大出力15W)、USB 3.2 第1世代 ダウンストリーム x 2、USB 3.2 第1世代 ダウンストリーム、ヘッドフォン、ネットワーク (RJ-45)
内部スピーカー:5W×2

C3422WEの特徴を簡単にまとめると、ウェブカメラとマイクを内蔵し、MicroSoft Teamsの専用ボタンも用意されているので、リモート(オンライン)会議に最適化されたモニターということです。

約34型の大型曲面ディスプレイを採用し、入力はDisplayPortやHDMI・USB Type-Cに対応して複数のパソコンなどのデバイスに同時接続が可能です。

パソコンとC3422WEをUSB Type-Cで接続することで、1本のケーブルでビデオ出力とノートパソコンの充電が可能となります。加えて、USB Type-A・B・Cの端子がいくつか用意されているため、モニター自体がUSBハブとして機能します。

ピクチャーインピクチャーやピクチャーバイピクチャーという機能があり、同時に2つのパソコンの画面表示が可能です。

KVM機能(キーボード・ビデオ・マウス)を使用すると、1つのキーボードとマウスで2つのパソコンを制御できます。

それでは、製品の特徴を詳しく見てみましょう。

Dell・C3422WEの特徴

大画面なので作業領域が広い

C3422WEは画面サイズが圧倒的に大きいです。約34型のウルトラワイドモニター。解像度は3440×1440となっていて横幅があります。

上左右の3辺のベゼルが小さいですが、下辺はスピーカーが付いていてベゼルが太くなっています。

スピーカー部分はファブリック素材になっていて多少の存在感はあります。私は多少の存在感があっても特に気になりませんでした。

横に長いディスプレイなので、左右に2つアプリを同時表示することも可能です。

片側でインターネットをして、もう片側でWordで文章作成をする、そんな使い方をすれば作業効率が格段に上がります。

また、動画編集をするのであれば動画のタイムラインが横長になるので、ウルトラワイドモニターの横長が活きてきます。デュアルディスプレイでも良いのですが、画面と画面の継ぎ目部分が使いにくくなります。ウルトラワイドモニターであればその心配も無用です。

湾曲・曲面モニターである

DellのC3422WEは曲面モニターとなっています。

曲面モニターは、モニターの右端から左端に視線を動かす際に、平面モニターと比べて首の動きが少なくて済む、そして平面モニターと比べて没入感があると言われています。その一方で、画面が湾曲しているので表示画面が歪んで見えるというデメリットも指摘されています。

私がC3422WEを実際に使ってみて思ったのは、首の動きが少なく済む実感もなければ、没入感があるという実感も画面表示が歪んで見えるという実感もないということ。おそらく、湾曲していると言っても軽く曲がっているぐらいのレベルだからだと思います。

もっともゲームをやる方であれば、湾曲モニターにより左右の端も見やすくなるのでその僅かな差が大きいかもしれません。私はあくまで業務用途であるので、実感がないというだけの話かもしれません。

カメラとマイクが内蔵されオンライン会議に適している

C3422WE独自の特徴としては、本体にカメラとマイクが内蔵されていることが挙げられます。逆にこのカメラとマイクが不要であれば、DellのU3421WEの方が良いでしょう。

ディスプレイ上部をプッシュするとカメラが露出します。

マイクはノイズキャンセリング機能が付いています。

この内蔵されたカメラとマイクを使えば、マイクロソフトのTeamsやSkype、FacebookのMessanger、Zoomなど様々なオンライン(リモート)会議のアプリを使って、遠隔地にいる人と会議や飲み会・話し合いをできます。

わざわざ、ウェブカメラを単体で購入してパソコンと接続する手間が省けるのが嬉しい点です。

また、C3422WEの正面左下を見ると・・・

こんな感じでボタンが並んでいます。

左から順に

  1. Teams ボタン
  2. フックスイッチ
  3. ボリューム小
  4. ボリューム大
  5. マイクミュート

となっています。私はTeamsアプリを今は使っていなので試してはいませんが、Teamsボタンを押すことでTeamsアプリがすぐに起動できるようです。フックスイッチは、TeamsやSkypeでの通話に出たり切ったりするためのものです。これらのボタンにはLEDが備わっていて、通知機能も備わっています。

これら5つのボタンとカメラとマイクが内蔵されていることで、リモート会議やリモート飲み会に最適なデバイスに仕上がっています。

入力端子・出力端子がたくさんある

モニター裏には下記のように多くの端子が用意されています。

左から順に、

  1. 電源
  2. HDMI
  3. DisplayPort
  4. USB Type-Cアップストリーム
  5. USB Bアップストリーム
  6. USB 3.2 Gen1×2
  7. LAN

4番のUSB Type-Cアップストリームポートは、90WのUSBパワーデリバリー(PD)対応しています。つまり、4番にノートパソコンを接続すると、ノートパソコンの画面がC3422WEに出力され、同時に90Wでノートパソコンが充電できるということです。ノートパソコンに電源コードを挿す必要がなく無駄な配線を減らしてスッキリすることが可能です。

ディスプレイ前面の下側にも端子が用意されています。

左から順番に、

  1. USB 3.2 Gen1
  2. ヘッドホンジャック
  3. USB C ダウンストリーム

となっています。ヘッドホンジャックが付いているのもオンライン会議を意識した作りと言えると思います。これもカメラやマイクと同じくDellのU3421WEには付いていません。

モニターがUSBハブになる

C3422WEには多くのUSBポートが内臓され、ディスプレイ自体がUSBタブとしての機能を持ちます。

ただし注意点があります。USBハブとして使うためにはUSB Bアップストリームポートでパソコンと接続する必要があります。USB Type-Cでモニターとパソコンを接続すれば、モニターがUSBハブの役割を果たしてくれると当初思っていましたが、そういう訳ではありません(デルのサポートに確認済み)。

因みに、同じくDellのU3421WEであればType-C1本の接続で、画面出力・ノートパソコンの90W充電・ディスプレイのハブ機能の全部を行えますので、どちらかと言えば、U3421WEの方がハブ機能としては個人的に好みです。U3421WEの詳細は、下記記事をご覧ください。

90Wの高出力給電が可能

上述した通り、C3422WEはUSB Type-Cでパソコンと接続することにより、90Wの高出力での給電なのも魅力的なポイントです。

M1搭載のMacBook Airであれば30Wで問題ありませんし、MacBook Proであっても16インチでない限り90Wの給電で十分です。

2つのパソコン画面を同時表示可能

C3422WEにはピクチャインピクチャとピクチャバイピクチャという機能があり、同じタイミングで接続している複数のパソコンの画面を同時表示することが可能です。

実際の画面はこんな感じ。

左側がWindowsで右側がMac。半々で表示されています。

半々だけでなく、色んなサイズで複数同時表示が可能です。

KVM機能もあり

C3422WEにはKVM機能が備わっています。KVMとは、キーボード・ビデオ・マウスの略で、1つのキーボードと1つのマウスを使って、複数のパソコンを操作する機能です。

複数のパソコンを同じデスクに置いている場合、パソコンの数だけキーボードとマウスがあるとハッキリ言って邪魔になります。そのストレスを緩和してくれる効果がありますので役に立ちそうです。

スピーカーが付属

地味に嬉しいのは、ディスプレイ前面下部に5Wのステレオスピーカーが内臓してあることです。ディスプレイの下のベゼル部分がファブリック素材になっていて、そこにスピーカーがあります。

音質もそこそこなので重宝しています。

付属スタンドの調整が秀逸

私はモニターアームを使っているのでスタンドはお試し以外では使いませんでしたが、高さ調整・向きの調整・角度調整など細かい点に気配りされていて便利だと感じました。

VESA対応しているが重い

C3422WEはVESAという規格に対応している(100×100mm)ので、上記写真のようにモニターを宙に浮かして設置することが可能です。宙に浮かすと、高さや角度・向きなどを自由に調整できるだけではなく、机を広々と使えるというメリットもあります。

しかし、このC3422WEというモニターは重たい。私が試したところC3422WEではエルゴトロンのモニターアームを使えませんでした(耐荷重は対応しているのに使えなかったので、私の調整方法が悪かっただけかもしれません)。

そこで私が使ったモニターアームはサンワサプライ(サンワダイレクト)のもの。

サンワサプライのモニターアームであれば、C3422WEを宙に浮かすことができました。詳しくは下記記事をご覧ください。

私が返品した理由

私はC3422WEを返品しました。理由は不具合(と思われる)があったからです。おそらく、私が手に入れた商品がたまたま不良品だったに過ぎないと思いますが、一応記載させていただきます。

私のC3422WEの不具合は、カメラとマイクが反応(認識)しないことがあるという事象です。FacebookのMessangerを使ってオンラインミーティングをしようと思っても、なぜかカメラとマイクが反応しないことがあったのです。そして、逆になぜか反応することもあり、全く規則性が読めませんでした。

Amazonのレビューでは評価が高いモニターなので通常は問題ないと思います。もしかしたら私の使い方が悪かったのかもしれません(サポートに協力してもらいながら頑張りはしたのですが)。製品自体は良いものだと思いつつも、私の返品理由を付記させて頂きました。

総括

この記事ではDell C3422WEをご紹介しました。

私個人は返品することにはなってしまいましたが、オンラインミーティングをするのには相当適している高スペックなモニターだと思います。私の事例はおそらくたまたまなので、Amazonの他の方のレビューも参考にしながら検討してみてはいかがでしょうか。

因みに、他のオススメモニターと本文に何度も出てきているDellのU3421WEのレビュー記事は下になります。気になる方はご覧ください。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。