コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。
今回ご紹介するアイテムは、パナソニックの電動音波振動歯ブラシ「ドルツ」シリーズの最上位機種EW-DT51です。
結論を先に言えば、使い心地は最高。でも、誰にでもオススメできるアイテムではない。そんな製品です。
2022年5月時点での最新モデルはEW-DT52ですが、EW-DT51もほぼ同じ性能を持ちますので、最新モデルのご購入を検討されている方も、ぜひご覧ください。
EW-DT52
EW-DT51
製品概要
メーカー名:Panasonic(パナソニック)
製品名:音波振動歯ブラシ ドルツ(Doltz)
品番:EW-DT51(2021年2月時点での最上位モデル)
カラー展開:黒
製品サイズ:34×29×241mm
重量:約115g
電池種別:リチウムイオン電池
パナソニックの電動歯ブラシの最上位モデルです(2021年2月時点)。最大の特徴は2つの音波振動で歯を綺麗にしてくれるところ。詳しくは後述します。
まずはパッケージを見てみましょう。
外箱。
中身はこんな感じ。
付属品は、
- EW-DT51本体
- ACアダプター
- 充電スタンド
- ブラシスタンド
- 携帯ケース
- 極細毛ブラシ(コンパクト)
- 極細毛ブラシ(ラージ)
- クリーン&ホワイトブラシ
- ポイント磨きブラシ
結構、充実した中身。各付属品については後述します。
製品本体とブラシを接続するとこんな感じの見た目です。
ドルツEW-DT51の特徴
2つの音波振動で歯周ポケットと歯間を綺麗にする
EW-DT51は2つの音波振動で歯垢を強力除去します。
1つ目はヨコ磨きの音波振動。
歯に対して左右に磨く「ヨコ磨き」。発売元のパナソニックによると、歯科医師の87%が推奨する歯磨きの方法とのこと。そのヨコ磨きが実践できる唯一の電動歯ブラシがドルツシリーズです。
ヨコ方向への細かな音波振動(約31,000ブラシストローク/分)によって、歯周ポケットにひそむ歯周病の病原菌をかき出します。
2つ目はタタキ磨きの音波振動。
上の写真のように歯をたたくように磨く「タタキ磨き」。これによって、歯と歯の間の歯垢を徹底的に除去します。毎分約12,000ブラシストロークと高速の音波振動です。
この2つの振動を合わせたW音波振動(2つのモーターを使っている)で、歯に対して立体的にアプローチして汚れを取り除きます。
実際に私が使ってみて感じたことは、歯の表面が綺麗に磨かれて滑らかになっているような感覚でした。歯と歯茎の境目(歯周ポケット辺り)は特にその感覚が強かったです。
そして、その確かな磨き心地を感じることができると、歯磨き自体が楽しくなってきました。舌で歯を触ると本当にツルツル。癖になりそうです。
ブラシヘッドがコンパクトで使いやすい
写真には4つのブラシが写っていますが、右から順に「極細毛ブラシ(コンパクト)」・「極細毛ブラシ(ラージ)」・「クリーン&ホワイトブラシ」・「ポイント磨きブラシ」となっています。この4つのブラシがEW-DT51には標準で付属します。
そして、この4つのブラシが非常に優秀。
まず、ヘッド部分が薄く(3.2mm)ネック部分が細く(4.2mm)、それにより奥歯の奥まで届きしっかりと磨くことが可能です。同じパナソニックの従来品だと、ヘッド部分が5mm~11mmぐらい・ネック部分が7.3mmぐらいですので、EW-DT51のブラシが如何に細いか分かると思います。
奥歯の奥まで歯ブラシが届く。この当たり前に思えることが従来品ではなかなか難しく、虫歯の原因にもなっていました。コンパクトだから奥まで入れやすく磨きやすい。このメリットは大きいと思います。
また、目的毎にブラシを使い分けられる点もEW-DT51の良いところ。
極細毛ブラシ(コンパクトとラージ)
歯周ポケットのプラークを除去したい時は、極細毛ブラシを使います。この極細毛ブラシは、毛先が約0.02mmと非常に細いため歯周ポケットに入りこみ、リニア音波振動でヨコ方向に磨くことでプラークを歯周ポケットから除去できます。
更に、歯周ポケットは非常にデリケートなので細い毛先が必要以上に入り込まないように工夫がされています。細さが約0.02mmの毛先部分の長さは3mmとなっていて、3mmを超えた部分については若干太い毛になっているので歯周ポケットには入る心配がありません。
私は1日1回夜に極細毛ブラシ(コンパクト)を使っていますが、歯の根本までしっかりと磨けているような感覚になり、歯周ポケットも掃除できているような実感があります。
クリーン&ホワイトブラシ
歯の表面を磨いたりホワイトニングをしたい場合は、クリーン&ホワイトブラシが最適です。ステイン(コーヒーなどの着色汚れ)や歯垢をしっかり除去でき、日常使いに1番向いているブラシだと思います。
私は、朝昼晩と1日に3回このブラシを使って歯磨きをして、夜だけ極細毛ブラシを追加で使っています。
ポイント磨きブラシ
歯と歯の間に食べ物のカスが挟まってしまった場合は、ポイント磨きがオススメです。毎日使うものではありませんが、あると便利と思わせてくれるブラシです。
使い分けが面倒くさくないか?
私も買った当初、4つのブラシが付いていても使い分けが難しくて面倒くさそうと思っていました。しかし、W音波振動で確かな磨き心地を経験すると、きちんとした歯磨きをしたいと意識が変化しました。
クリーン&ホワイトブラシでステインや歯垢を綺麗に落とし、極細毛ブラシ(コンパクト)で歯周ポケットの中のプラークを落とす。そして、食べかすが歯の間に溜まって取りにくい場合は、ポイント磨きブラシを使う。きちんと使い分けがいつの間にか習慣化されました。きちんと歯磨きをするためには、目的に応じたブラシの使い分けが必須だと今では考えています。
因みに、私は極細毛ブラシ(ラージ)は使っていません。極細毛ブラシ(コンパクト)の方がブラシヘッドが小さく、奥歯の奥までしっかり磨けるような感覚があったからです。その辺りは、個々人の口の大きさや歯並びによりけりだと思います。
高速充電が可能で、使用可能日数も長い
高速充電に対応しているのもドルツ・EW-DT51の特徴です。充電時間1時間で約22日間(約90分)使用可能、Wクリーン・Wガムケア時は約11日間(約45分)使用可能。更に、クイックチャージにも対応し、2分間の充電で1回分(約2分間)の使用も可能です。充電切れで使えないという事態は防げそうです。
本体が充電器スタンドから浮いていて衛生的
従来の電動歯ブラシは、本体を充電スタンドに直接置いて充電するスタイルが多いです。私が以前使っていた電動歯ブラシもそのタイプでした。しかし、そのタイプの場合、本体の底面と電源スタンド上面の間に使用後の水が溜まってしまい、衛生的とは言えない状況になるんですよね。
しかし、ドルツ・EW-DT51の場合は上記写真のように充電中の本体が宙に浮くスタイルとなっています。本体底面とスタンド上面の間に水が溜まって水垢が発生することもなく、衛生的に使えて満足しています。
電源スタンドとACアダプター以外は防水設計
ドルツ・EW-DT51は、充電スタンドとACアダプター以外の防水仕様となっています。本体が丸洗できるので非常に衛生的。また、ブラシスタンドも分解して洗えるのも嬉しいところです。
5つのモード機能とコース機能に対応
ドルツ・EW-DT51は、Wクリーン・ノーマル・ソフト・センシティブ・Wガムケアの各モードに対応しています。
モード | 強さ | こんな時・こんな方に |
---|---|---|
Wクリーン | 強い | 歯周ポケットや歯間などの細かい隙間までパワフルに磨きたい時 |
ノーマル | 普通 | Wクリーンで磨き感が強すぎる時 |
ソフト | 弱い | 電動歯ブラシ初心者、優しい磨き感が好みの方 |
センシティブ | 極弱 | 歯茎に対して特に優しく磨きたい方 |
Wガムケア | ー | 歯茎ケア用 |
私個人としては、いつもWクリーンモードを使っています。なぜなら、ヨコ磨きとタタキ磨きを同時にできるドルツの強みを活かせるモードだからです。たまに、歯茎のケアとしてWガムケアを使うぐらいです。
EW-DT51はコースを設定することができ、歯を6つのブロックに分けてブロックごとにモードを設定することができます。つまり、ブロック毎に磨く強さを変えられるということ。歯茎が部分的に痛い方は重宝しそうです。
コース設定はドルツのアプリから行い、本体にBluetoothで設定を転送します。コースで6つのブロックに分けられていますが、一定時間経つと「次のブロックを磨きましょう」という意味合いの通知が来ますので、ブロック毎の磨く時間の管理にも有用です。
スマホアプリとBluetoothで連動する
他のドルツシリーズにはないEW-DT51だけの特徴が、スマホアプリとBluetoothで連動できるところ。上の写真のようにアプリの指示に従って歯磨きをすることで、正しい磨き方を学ぶことができるようになっています。
アプリ内でブラシヘッドの交換日や歯磨きをした日時を管理することも可能です。
歯磨きをしている際にブラシを強く押し付けすぎている場合ってあると思います。ブラシの圧力を通知する機能もアプリには備わっています。
このアプリが向いている方をまとめるとこんな感じ。
- 歯磨きを習慣化したい方
- 正しい歯の磨き方を知りたい方
- 歯磨き習慣を管理したい方
- 歯茎の一部が痛くなっていてコース設定機能を必要としている方
- ブラシ圧力のお知らせ機能が必須の方
逆にそれ以外の方はアプリの必要性があまりないでしょう。アプリ連携がなく、それ以外の機能はEW-DT51と同等のEW-DP35を個人的にはお勧めします。
ドルツシリーズを比較した記事も執筆していますので、よろしければご覧ください。
デザイン性の高さ
ドルツ・EW-DT51はその優れたデザイン性も大きな特徴です。正直、歯ブラシっぽくないです。
日常で使うアイテムは機能性が必須。でも、デザインの良いものを使っているとテンションが上がりよりそのアイテムを使いたくなるものです。EW-DT51の黒い洗練されたデザインは、従来の歯ブラシとは一味違い所有欲を満たしてくれると思います。
関連:他の歯ブラシとの比較
EW-DT51は優れた電動歯ブラシではありますが、他のものと比較してみないと決められてないという方もいるでしょう。
以下にドルツシリーズの比較記事と、パナソニック以外の他社の電動歯ブラシとの比較記事を載せました。
総括
この記事ではドルツ EW-DT51をご紹介しました。
W音波振動で抜群の洗浄力があるので非常に満足しているアイテムです。その一方、アプリとの連動は個人的には不要な機能が多く、下位モデルのEW-DP35でも十分だとも思っています。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
廉価版のオススメモデル・EW-DP35
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