コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。
今回ご紹介するアイテムはスマートライトで1番有名なフィリップス社のHueです。
スマートライトとはスマホやスマートスピーカー(声)で操作できる電球で、最近話題のスマートホーム化をする上で欠かせないアイテムです。今回はAmazonのスマートスピーカーEcho(Alexa)と組み合わせることで何が出来るかを中心に記載していきたいと思います。
Philips Hueとは
Philips Hue(フィリップス ヒュー)は、スマートフォンやスマートスピーカーからインターネット経由で操作できる照明です。スマートライト・スマート電球と呼ばれる商品です。スマホで照明をオン・オフしたり、音声操作で明るさを調整することが可能です。
このページで紹介している最新版のHueは、BluetoothとZigbeeという2つの接続方式に対応しています。簡単に図解するとこんな感じ。
1番目のZigbee接続がHueの基本。Hueは直接インターネット(スマホ)に繋がらず、Hueブリッジというものを間に入れることでネット接続します。Hueブリッジに登録できるHueの数は50個まで。50個までのHueはHueブリッジで一元管理され、Hueブリッジがネットに繋がるデバイスとなります。
Hueを使う上で重要となるHueブリッジはこちら。
Hueにはもう1つ接続方法があり、それがBluetooth接続。スマホとHueをBluetoothで直接接続することで、Hueブリッジを間に入れる必要がなくなります。ブリッジの分の費用を抑えることができることができる一方、この接続方法の場合、登録できる電球の数が最大10個までというデメリットがあり、更にHueの便利機能(目覚まし機能など)が使えないという欠点もあります。
それらのデメリットを考えると、結果的にはHueブリッジを使った接続方法が現実的だと思います。
Philips Hue製品比較
Hueには色々な電球が用意されています。口金のサイズがE26のものとE17のものがあり、更に、照明の色が白単色のものとフルカラーのものがあります。多くの人が使うであろう3種の比較表を作ってみました。
機種名 | ホワイトグラデーションE26 | フルカラーE26 | ホワイトグラデーションE17 |
サイズ | 高さ11.27×直径6.2cm | 高さ11.3×直径6.2cm | 高さ7.4×直径3.9cm |
重量 | 72g | 70g | 36g |
色 | 電球色〜昼光色 | 1600万色 | 電球色〜昼光色 |
色温度 | 2200〜6500K | 2000〜6500K | 2200〜6500K |
ルーメン出力 | 800lm@4000K | 800lm@4000K | 470lm@4000K |
相当ワット数 | 60W相当 | 60W相当 | 40W相当 |
最大動作.5電力 | 9W | 9.5W | 5.6W |
Hueにはフルカラーモデルもありますが、赤や青の照明は日常用途ではあまり考えられないことから、殆どの方はホワイトグラデーションで問題ないと思います。色は白のみですが、ホワイトカラーの色温度を変更することができ、電球色・昼白色・昼光色と無段階で調整が可能です。
電球色にした場合はこんな感じ。
ほんのりと温かみがある白です。部屋の雰囲気を良くしたい場合や寝る前に有効な色合いです。
一方、昼光色に設定してみると・・・
同じ白ではありますが全く印象が違います。蛍光灯などと同じで、少し青みがかった白です。仕事や勉強などで集中したい場合に使いやすい色合いです。
白であっても多くの色合いを表現できるので、ホワイトグラデーションで多くの方は問題ありません。上記は口金サイズ(灯具に接続する際の基準となるサイズ)がE26のものですが、少し小ぶりのE17のものも発売されています。
一方、白以外の色(赤や青・緑など1600万色)で照らしたい場合はフルカラーモデルを選ぶ必要があります。
映画やゲーム・音楽と照明を連動させて没入感を出したい場合はフルカラーが良いかもしれません。なお、フルカラーの場合の口金サイズはE26になります。
Hueを導入する上で、Hue本体とHueブリッジをセットで購入すると割安になります。
スマホ操作で出来ること
照明をオン・オフにする
基本中の基本機能ですが、照明のオン・オフをスマホでコントロールできます。
更に、照明全体をオン・オフにする、2階建の家で1階全体をオン・オフにする、リビングだけをオン・オフにする、リビングの中にあるテレビ近くのライトだけをオン・オフにする、特定の電球を1つだけオン・オフにする、これらが全て設定できます。
Hueアプリで「ルーム」と「ゾーン」を設定することで、これらが可能となります。例えば、「ルーム」にリビング内にあるライト8個を登録し、「ゾーン」にリビング内のテレビ周りにあるライトを2個を登録する、こんな感じ。ルーム名「リビング」をタップすればリビングの照明8個がオン・オフでき、ゾーン名「テレビ周り」をタップすればリビングのテレビ周りの照明2個がオン・オフできます。
明るさを調整できる
明るさもスマホで調整できます。1〜100%の範囲で変えられます。明るさに関しても、ルーム毎・ゾーン毎・電球毎に調整することができます。
色を調整できる
フルカラーであれば青や赤など1600万色に、ホワイトグラデーションであれば電球色〜昼光色まで無段階に色を変更することができます。
色についても、ルーム毎・ゾーン毎・電球毎に調整することができます。
シーンを変更する
Hueには「シーン」という機能が付いていて、生活な様々な状態に合わせた電球の明るさ・色を設定することができます。
Hueにはシーンがデフォルトでいくつか用意されていますが、例えば、「集中する」というシーンを選べば明るい昼光色の光になりますし、「くつろぐ」というシーンを選べばやや暗めの電球色の光に設定できます。デフォルトのシーン以外にも、自分でシーンはカスタマイズすることが可能です。
タイマー機能
Hueにはタイマー機能が搭載されていて、たとえば、「10分後にライトを明るくする」・「1分後にライトを点滅させる」などの操作をスマホから指令することができます。
目覚まし機能・就寝機能
ライトが指定時刻に明るくなることで、「光による目覚まし時計」になる機能です。人は明るくなると自然と起きるようにできています。その性質を活かした目覚まし機能。指定時刻で一気に明るくすることもできますし、徐々に眠りを浅くするために徐々に明るくすることもできます。
就寝機能は目覚まし機能と真逆。徐々にライトを暗くすることで、眠気を誘うようにする機能です。
因みに、起床時刻・就寝時刻以外の指定時刻にライトをオン・オフすることも可能です。
外出時に自動消灯・帰宅時に自動点灯
GPSを使って家から離れた時に照明を自動的に消灯し、家に近づいた時に照明を自動的に点灯することができます。
スマートスピーカー(音声)で出来ること(アレクサ編)
スマートスピーカーを使って音声で操作出来ることは以下の通り。因みに、私ははAmazon Echoを使って「アレクサ( Alexa)、〜〜をして」と指令を送っています。
照明をオン・オフにする
スマホで実行可能だった以下の操作がスマートスピーカーでも可能でした。
- 照明全体をオン・オフにする(アレクサ、ライトをつけて)
- 2階建の家で1階全体をオン・オフにする(アレクサ、1階を消して)
- リビングだけをオン・オフ(ルームのオン・オフ)にする(アレクサ、リビングをつけて)
- リビングの中にあるテレビ近くのライトだけをオン・オフ(ゾーンのオン・オフ)にする(アレクサ、テレビ周りを消して)
一方で、特定の電球1つだけを音声で操作する方法が確認取れませんでした。私のやり方が悪かっただけかもしれません。
明るさを調整できる
明るさも音声で変更できます。例えば、「アレクサ、リビングを80にして」と言えば、リビングというルームの照明を80%の明るさに設定することができます。
色を調整できる
色も音声で調整できます。
- アレクサ、ライトを電球色にして
- アレクサ、ライトを暖色にして
- アレクサ、1階を昼白色にして
- アレクサ、リビングを白にして
- アレクサ、照明を昼光色にして
こんな感じの指令でOKです。
シーンを変更する
やり方が不明だったので、おそらく音声ではできません。
タイマー機能
やり方が不明だったので、おそらく音声ではできません。
目覚まし機能・就寝機能
やり方が不明だったので、おそらく音声ではできません。
ゲームや映画・音楽と連動した照明を演出できる
Philips Hue Play HDMI Sync Boxを追加で購入すると、ゲームや映画・音楽と照明を連動させて楽しむことができます。ちょっとしたライブハウス感覚になるかもしれません。私は試していませんが、このように拡張機能を使って高度なことができるのがHueのメリットです。高価ではありますが、その分高性能です。
私が使っているダクトレールとスポットライト
参考までに私が使っているダクトレールとスポットライトをご紹介します。
ダクトレールはKOIZUMIの商品。
スポットライトはVENUS LIGHTINGの商品。
商品の特徴や取付の工程など詳しくは下記記事をご覧ください。
ダクトレールとスポットライトとHueで映える照明にする。スマートライトは便利だった。
関連記事:+Style スマートプラグ
コンセントから電源を取るタイプの電球であれば、Hueなどのスマート電球でなくスマートプラグを使っても、スマホや音声で操作することができます。
+Styleというブランドのスマートプラグを私は使っていて、電球とコンセントの間に接続するだけで、通常の電球がIOT対応します。
ご興味のある方は下の記事をご覧ください。
【+Style スマートプラグ】スマホ対応していない家電を遠隔操作・自動操作する
総括
この記事ではPhilips Hueをご紹介しました。
フィリップスHueとスマホでできること、Amazon Echo(アレクサ)と連動させてできることがお分かり頂けたでしょうか。音声で照明を操り、指定時間に電気が点灯し、指定時間に電気が消灯する生活は想像していたよりも快適です。まだ導入していない方は検討してみることをオススメします。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。