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SONYのサウンドバー、HT-A7000とHT-A5000とHT-A3000を比較

徹底比較!ソニーのサウンドバー・HT-A7000とHT-A5000とHT-A3000の違い。

コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。

SONY(ソニー)から2022年10月22日にHT-A5000、2022年9月10日にHT-A3000と2つのサウンドバーが発売されると発表されています。

より高価格帯のサウンドバー・HT-A7000をコンパクトにして機能を絞ったモデルですが、3つのモデルの違いがわかりやすいように徹底比較しました。

 
るっき
因みに、私自身はHT-A7000のユーザーです。多機能なのでお気に入りです。

どのモデルを購入しよう。どっちが良いかな?

迷っている方に当記事が届き、購入の参考になっていただければ嬉しいです。

HT-A7000のレビュー記事については下の記事をご覧ください。

HT-A7000

HT-A5000

HT-A3000

スペック比較表

まずは、それぞれの違いを詳細説明する前にスペック比較のための表を作りましたのでご覧ください。


製品名
HT-A7000HT-A5000HT-A3000
Amazon価格
(2022年8月時点)
154,000円121,000円88,000円
サイズ(幅×高さ×奥行)1300×80×142mm1210×67×140mm950×64×128mm
重量8.7kg6.1kg4.6kg
チャンネル数7.1.2ch5.1.2ch3.1ch
イネーブルドスピーカー搭載搭載非搭載
実力最大出力数500W450W250W
パススルー8K HDR/4K 1208K HDR/4K 120非対応
サラウンドフォーマットDolbyDigital
Dolby Atmos
DTS
DTS:X
DolbyDigital
Dolby Atmos
DTS
DTS:X
DolbyDigital
Dolby Atmos
DTS
DTS:X
HDMI端子入力端子:2系統
出力端子:1系統
ARC・eARC対応
入力端子:1系統
出力端子:1系統
ARC・eARC対応
出力端子:1系統
ARC・eARC対応
光デジタル端子1系統1系統1系統
USB端子Type-A1つType-A1つType-A1つ
Bluetooth対応
受信:SBC/AAC/LDAC
送信:SBC/LDAC
対応
受信:SBC/AAC/LDAC
送信:SBC/LDAC
対応
受信:SBC/AAC/LDAC
送信:SBC/LDAC
Wi-Fi・AirPlay2対応対応対応
HDCP2.2、2.3対応対応非対応
自動音場補正対応対応対応
ハイレゾ対応対応非対応
HDR対応対応非対応
Googleアシスタント連携可能連携可能連携可能
Amazon Alexa連携可能連携可能連携可能
Spotify対応対応対応
Chromecast対応対応対応
オプションスピーカーリアスピーカー
SA-RS5
SA-RS3S
サブウーハー
SA-SW5
SA-SW3
リアスピーカー
SA-RS5
SA-RS3S
サブウーハー
SA-SW5
SA-SW3
リアスピーカー
SA-RS5
SA-RS3S
サブウーハー
SA-SW5
SA-SW3
360 Spatial Sound Mapping対応対応対応
S-Force PRO
フロントサラウンド
対応対応対応
Vertical Surround Engine対応対応対応
Immersive Audio
Enhancement
対応非対応非対応
360 Reality Audio対応対応対応
DSEE Extreme対応対応対応

スペック表だけだと分からない部分もあると思いますので、それぞれの異なる点・共通点を解説します。

HT-A7000・HT-A5000・HT-A3000の違い

HT-A7000・HT-A5000・HT-A3000の3つの違いは下記になります。

  • サイズと重量と外観
  • チャンネル数・イネーブルドスピーカーの有無
  • 出力数
  • パススルー・HDRの対応・非対応
  • HDMI入力端子の有無とその数
  • ハイレゾの対応・非対応
  • Immersive Audio Enhancementの対応・非対応
  • HDCP2.2と2.3の対応・非対応

順番に解説します。

サイズと重量と外観

サイズと重量と外観

製品名HT-A7000HT-A5000HT-A3000
サイズ(幅×高さ×奥行)1300×80×142mm1210×67×140mm950×64×128mm
重量8.7kg6.1kg4.6kg

まず、サイズと重量が3者は大きく異なります。

HT-A7000は幅が130cmと非常に大きく、その分重くなっています。大きいテレビやプロジェクタースクリーンがないと、サイズ的にはバランスが悪いかもしれません。

HT-A5000やHT-A3000であれば横幅が多少抑えられているので、その分サイズを抑えたテレビとの合わせがしやすいため、選びやすいモデルと言えそうです。

 
るっき
私は、80型のプロジェクタースクリーンを使っているので、HT-A7000で快適に使えています。

HT-A7000とHT-A5000は、イネーブルドスピーカー(天面に上向きに設置されたスピーカー)周りのデザインが異なります。

HT-A7000はファブリック素材なのに対して、HT-A5000はパンチングメタルになっていて、メンテナンス性が向上しています。

チャンネル数・イネーブルドスピーカーの有無

チャンネル数・イネーブルドスピーカーの有無

製品名HT-A7000HT-A5000HT-A3000
チャンネル数7.1.2ch5.1.2ch3.1ch

HT-A7000のチャンネル数は7.1.2となっていて、その構成はフロントスピーカー5基・ビームトゥイーター2基・サブウーファー2基・イネーブルドスピーカー2基となっています。

フロントスピーカーで前方向・ビームトゥイーターで左右方向・イネーブルドスピーカーで上方向に音を飛ばします。サブウーファーが付いているので低音の迫力もあります。

一方、HT-A5000はフロントスピーカーが3基となっています。その他のスピーカーの構成は一緒。

HT-A3000は、HT-A5000からイネーブルドスピーカーとビームトゥイーターを無くした構成となっています。イネーブルドスピーカーは天井からの音の反射・ビームトゥイーターは壁からの音の反射で、サラウンドにより臨場感を与えるものなので、HT-A3000は他の2機種に比べるとサラウンド環境が劣る可能性があります。

スピーカーのチャンネル数が多い方が表現の幅がより広がることになるので、ゆとりがあるのであれば上位機種の方が良いでしょう。

出力数

出力数

製品名HT-A7000HT-A5000HT-A3000
実力最大出力数500W450W250W

一般的に、スピーカーの出力数は高ければ高いほど大きい音が出せるとされています。

よって、HT-A7000が最も大きい音を出せるモデルということになります。

パススルー・HDRの対応・非対応

パススルー・HDRの対応・非対応

製品名HT-A7000HT-A5000HT-A3000
パススルー8K HDR / 4K 1208K HDR / 4K 120非対応

HT-A7000とHT-A5000は、8K信号とHDR信号、4K120のパススルーに対応しています。

配線図

上の画像のように、プレステ5などの外部機器をサウンドバーにHDMI接続し、サウンドバーとテレビをHDMI接続(ARCまたはeARC)します。

テレビを介さずに外部機器とサウンドバーを接続しているので、外部機器の音声が劣化することがありません。

一方、映像信号は外部機器からサウンドバー、サウンドバーからテレビに送られることになります。

その際に、外部機器が4Kや8K・HDRに対応していても、サウンドバーがそれらをテレビにそのままの品質で転送してくれないと、綺麗な映像が楽しめません。

そして、その転送を可能としてくれるのが4K・8Kパススルーになります。

 
るっき
プレステ5など綺麗な映像を出力できるデバイスの力を活かしたいのであれば、4K・8Kパススルーは必須です。

HT-A3000は、8K HDR / 4K120のパススルーに対応していません。

HDMI入力端子の有無とその数

HDMI入力端子の有無とその数

製品名HT-A7000HT-A5000HT-A3000
HDMI端子入力端子:2系統
出力端子:1系統
ARC・eARC対応
入力端子:1系統
出力端子:1系統
ARC・eARC対応
出力端子:1系統
ARC・eARC対応

HT-A7000・HT-A5000・HT-A3000の3モデルとも、HDMIの出力端子は1つずつあり、ARCとeARCに対応しています。

一方、入力端子には3者で違いがあり、HT-A7000は2つ、HT-A5000は1つ、HT-A3000は非搭載となります。

入力端子があると、サウンドバーと再生機器(BDレコーダーやプレステ5など)を直接接続ができ、テレビを介さない接続ですので音質の劣化を抑えられます。

そして、外部機器とサウンドバーを直接接続できる、HDMI入力端子があるモデルが最近の主流です。

 
るっき
HT-A3000だと入力端子がないのが少し残念ですが、テレビ側のHDMI入力端子を使えば外部機器の接続は可能です。

ハイレゾの対応・非対応

ハイレゾの対応・非対応

製品名HT-A7000HT-A5000HT-A3000
ハイレゾ音源対応対応非対応

HT-A7000とHT-A5000はハイレゾ音源に対応する一方、HT-A3000はハイレゾ音源に非対応となっています。

ハイレゾに対応している2つのモデルは、音楽CDではカットされてしまう音も楽しめるので、曲のディティールやニュアンスを肌で感じることができます。

Immersive Audio Enhancementの対応・非対応

Immersive Audio Enhancementの対応・非対応

製品名HT-A7000HT-A5000HT-A3000
Immersive Audio
Enhancement
対応非対応非対応

Immersive Audio Enhancementは、あらゆるコンテンツを、横方向からだけでなく上方向からも包み込まれるような体験ができる技術です。

テレビ放送などは2チャンネル信号が多いですが、ボタン一つでそれらをサラウンドサウンドで楽しめます。手軽に没入感のある音が楽しめるのでオススメです。

この機能は、最上位機種であるHT-A7000のみの対応となります。

HDCP2.2と2.3の対応・非対応

HDCP2.2・2.3の対応・非対応

製品名HT-A7000HT-A5000HT-A3000
HDCP2.2・2.3対応対応非対応

HDCPは、デジタルコピー防止機能の一種で、ケーブル間の信号を暗号化する技術のことです。

詳細は割愛しますが、HT-A7000とHT-A5000はこのHDCP2.2・2.3に対応しています。

HT-A7000・HT-A5000・HT-A3000の共通点

上述した相違点以外は、HT-A7000・HT-A5000・HT-A3000は性能的にほぼ共通しています。代表的な共通点を挙げてみると・・・

  • バーチャルサラウンド技術による立体音響
  • サラウンドフォーマットは最新のDolby Atomos・DTS:X等に対応
  • HDMI以外の様々な入力方法
  • AlexaやGoogleアシスタントが使える
  • AI技術でCDやMP3音源などをアップスケール
  • 優れた拡張性

順番に紹介します。

バーチャルサラウンド技術による立体音響

バーチャルサラウンド技術による立体音響

3モデルはフロントスピーカーの数こそ違うものの、フロントスピーカーにより、高さ方向の立体音響を表現する「Vertical Surround Engine」と前後左右のサラウンドを表現する「S-Force PRO フロントサラウンド」でバーチャルサウンドを実現し、音の立体感を作り出す点は共通です。

HT-A7000とHT-A5000はバーチャルサラウンドによる立体音響に加えて、イネーブルドスピーカーによる天井からの音の反射と、ビームトゥイーターによる左右の壁からの音の反射で、更なる音の立体感を表現しています。

 
るっき
実際にHT-A7000で音を聞いてみると、まるで異世界にワープしたような立体感・臨場感のある雰囲気を味わえます。

別売のリアスピーカーと組み合わせれば、3機種とも360 Spatial Sound Mappingにも対応し、複数の仮想スピーカーを作って音に包まれるような360度立体音響の実現が可能となります。

サラウンドフォーマットは最新のDolby Atomos・DTS:X等に対応

サラウンドフォーマットは最新のドルビーアトモス・DTS:X等に対応

HT-A7000・HT-A5000・HT-A3000の3モデルとも、最新の音声フォーマット「ドルビーアトモス」「DTS:X(R)」に対応しています。

従来のチャンネルベースに音の位置情報や移動情報が加えられて、前後左右中心の従来のサラウンド音場に対して、高さ方向の表現力を加えた立体音響になり、全方位から音に包み込まれるような感覚になります。

HDMI以外の様々な入力方法

HDMI以外の様々な入力方法

HDMI入力は、HT-A7000が2系統・HT-A5000が1系統・HT-A3000が非対応となっていますが、これら3モデルは共通して他の入力方法もたくさん用意されています。

BluetoothやWi-Fi・AppleのAirPlay2に対応しているのでワイヤレスで音源を受信することもできます。光デジタル入力やUSB Type-Aの入力にも対応し、入力方法が複数用意されているので汎用性の高いモデルと言えるでしょう。

AlexaやGoogleアシスタントが使える

別売のスマートスピーカーを用意すれば、3モデルともにAmazon AlexaやGoogleアシスタントにも対応しています。

リモコンを使うことなく、音声でサウンドバーを操作するのも便利です。

AI技術でCDやMP3音源などをスケールアップ

AI技術でCDやMP3音源などをスケールアップ

HT-A7000・HT-A5000・HT-A3000の3モデルともに、DSEE Extremeという機能に対応しています。

これは、SONY独自のAI技術により音源の周波数の特性を分析し、CDやMP3・ストリーミングなどの圧縮音源を最適にスケールアップする機能です。

音源の圧縮により失われた本来の高解像度音源を高精度にアップしてくれます。

優れた拡張性

HT-A7000・HT-A5000・HT-A3000の3機種とも、別売のリアスピーカー・サブウーファーなどを追加することで、より臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。

3つの中で一番下位モデルであるHT-A3000であってもオプションスピーカーの選択の幅は上位機種と一緒なのも嬉しい点です。

リアスピーカー

SA-RS5

SA-RS3S

オプションのリアスピーカーは、SA-RS5とSA-RS3Sの2つあります。前者がよりハイエンドなモデルです。

私はSA-RS5を使っているのですが、これを使うと後ろ方向からの音が強力になり、臨場感が段違いに増します。

SA-RS5について詳しくは下の記事をご覧ください。

サブウーファー

SA-SW5

SA-SW3

HT-A7000で利用できるサブウーファーは、SA-SW5とSA-SW3の2つあり、前者がハイエンドモデルです。

私はSA-SW5を使っているのですが、サウンドバー単体で使った時に比べて重低音の迫力が段違いに上がります。

サブウーファーについては下の記事をご覧ください。

HT-A7000のレビュー

HT-A7000のレビュー

私はフラッグシップモデルであるHT-A7000を使っています。

HT-A7000の単体のレビューは下の記事をご覧ください。

HT-A7000・A5000・A3000比較まとめ

この記事ではHT-A7000HT-A5000HT-A3000の相違点・共通点を比較しました。

より上位モデルの方が機能が多く汎用性もありますが、下位モデルのHT-A3000であっても性能の高い良いモデルだと思います。

サウンドバーをご検討の方は、BOSEやSonosなどいろんなメーカーのものをご検討とは思いますが、ソニーも候補の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

 
るっき
私はBOSEから買い換えたのですが、音響体験が格段に上がりました。

HT-A7000

HT-A5000

HT-A3000

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