コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。
今回はスマートリモコン「Nature Remo 3」というアイテムをレビューしたいと思います。
スマートリモコンと言うと聞き馴染みがないかもしれませんが、簡単に言えば、家電を声やスマホで操作するためのデバイスです。
スマートリモコンとは
上述しましたが、スマートリモコンを簡単に言えば、家電を声やスマホで操作するための機器です。
ただ、それだけだと本質が見えないので詳細説明します。
スマートリコモンとは、多くの家電に同封されている赤外線通信対応のリモコンを1台のリモコンにまとめることができる「学習リモコン」というジャンルのアイテムです。
通常の学習リモコンは物理的なリモコン1台に複数のリモコン機能を集約するのですが、スマートリモコンはスマホにリモコン機能を持たせて集約します。つまり、スマホ1台あれば、テレビもエアコンも操作可能になります。
ここで1つ注意が必要なのですが、スマートリモコンに対応可能な家電は、赤外線通信対応のリモコンが付属している必要があるという点。市販されているテレビやエアコンなどの多くの家電は赤外線通信対応だと思いますが、PlayStation4など赤外線通信に対応していないものもあるので注意が必要です。
Nature Remo 3 製品概要
Nature Remo 3も上述したスマートリモコンの1つです。仕組みを簡単に図解しました。
例えば、テレビを使う場合、通常の使い方だと赤外線リモコンで操作します。
それに対して、Nature Remo 3は3つのステップを踏んで家電を操作します。
- テレビ付属のリモコンの赤外線信号をNature Remo 3に記憶させる
- スマホからWi-Fiを通じてNature Remo 3に指令を送る
- Nature Remoがスマホからの指令を赤外線でテレビに送る
よって、赤外線リモコンを付属していることがNature Remo 3に対応する最低条件になります(別途、Bluetoothモードもあります。後述します。)
その最低条件を満たせば、多くの赤外線対応家電をスマホやスマートスピーカー(声)から操作できます。
スペック
続いて、Naure Remo 3のスペックを確認していきましょう。
製品名:Nature Remo 3
メーカー名:Nature Japan
対応家電:エアコンやテレビ・お掃除ロボットなど赤外線リモコン付きの家電、Bluetooth Low Energy機能が付く家電
対応携帯:ios12.0以降、Android6.0以降の機種
センサー:温度、湿度、照度、人感
GPS機能:あり
サイズ:70×70×18mm
重量:約40g
サイズは小さく軽いので、電源さえ用意できればどこにでも設置できます。
Nature Remo 3の特徴
赤外線リモコンのほぼ全ての操作ができる
Nature Remo 3は上述した通り、赤外線対応の家電であれば対応可能です。スマホさえあればテレビもエアコンも扇風機も操作できます。操作はNature Remoのスマホアプリで行います。
たとえば、Nature Remoアプリで私のテレビのリモコンを表示するとこんな感じ。
Nature Remo 3にテレビのリモコン信号を追加した段階で、Nature Remoアプリには様々なボタンが登録されます。Nature Remoに登録されていないリモコンのボタンがある場合、右上の+ボタンをタップすることで、ボタンを追加登録することもできます。
つまり、赤外線リモコンの「ほぼ」全てのボタンの機能をNature Remo 3に持たせることが可能ということです。
「ほぼ」と記載したのには理由があって、ごく一部の家電(私の場合はエアコン)については、+ボタンが表示されずボタン追加登録ができないことがあります。
家にいなくても家電の操作が可能
Nature Remo 3はWi-Fi接続する機器ですので、遠隔操作が可能です。自宅にいても操作可能ですが、職場にいても家電の操作をすることができます。
たとえば、帰宅30分前にエアコンをつけておき、帰宅時には快適な温度で過ごせる、そんな使い方もできます。
ただ、1点注意が必要なのはエアコンをつけたつもりでいても、確実についているかを確認する術がないことです。そのため、本当に失敗が許されないような操作(命に関わる操作など)はNature Remo任せにしないことが求められます。過信は禁物ということを忘れないで頂ければと思います。
スマートスピーカーにも対応
Nature Remo 3はスマートスピーカーにも対応しているスマートリモコンです。スマートスピーカーとは、AIが搭載されていて、様々な操作を声だけで実行することができるデバイスです。ニュースや音楽を聞いたり、スマートリモコンと組み合わせることで家電の操作も可能です。
Nature Remoが対応しているスマートスピーカーは、Amazon EchoやGoogle Nest、Apple HomePodです。
スマートスピーカーをNature Remo 3と組み合わせることで、声だけでエアコンやテレビなどの家電を操作可能です。私はAmazon Echoを使っているのですが、「Alexa、テレビをつけて」と指令するだけでテレビがついてくれるのは相当快適です。
複雑な指令をスマホや声でできる
Nature Remo 3は複数の家電を使った複雑な指令にも対応し、スマホでワンタップもしくは声で指令することが可能です。その場合、「シーン」という機能を使います。
上記の例では、「全部つけて」という指令を出した時(スマホをタップまたはスマートスピーカーで命令)に、下記の動作をするように設定しています。
- パナソニックのエアコンをつける
- 東芝のテレビをつける
- テレビに接続してあるBOSEのスピーカーをつける(テレビの音はBOSEより出力)
- 山善の扇風機をつける
- 東芝のテレビの音を消音にする(BOSEで音を聞くため)
- BOSEのスピーカーから出る音をテレビの番組の音にする
- 東芝のテレビのチャンネルを1チャンネルにする
この複雑な動作を、スマホワンタップもしくは声で命令するだけで操作できるのです。シーン機能は重宝しますので本当にオススメです。
複雑な自動指令を設定できる
Nature Remo 3はシーン機能以外にも複雑な指令に対応しています。スマホタップや声での命令でなく、一定条件に達した場合の自動指令にも対応可能です。下記の画像をご覧ください。
上記画像は、朝の7時に下記動作を指令しています。
- 東芝のテレビをつける
- テレビに接続してあるBOSEのスピーカーをつける(テレビの音はBOSEより出力)
- 東芝のテレビの音を消音にする(BOSEで音を聞くため)
- BOSEのスピーカーから出る音をテレビの番組の音にする
- 東芝のテレビのチャンネルを1チャンネルにする
このような複数のデバイスを使った複雑な操作を「朝7時」という一定条件に達した場合に指令することができます。この機能をNature Remoではオートメーションと言います。
様々な発動条件(トリガー)を設定できる
前述したオートメーションには、トリガーという発動条件が設定できます。前述した例で言えば、「朝の7時になる」がトリガーになります。トリガー一覧はこちら。
日時でのトリガーやGPSを使ったトリガー、温度や湿度・照度や人感といった各種センサーを使ったトリガーも用意されています。
私個人としては温度・湿度・照度によるトリガーは使っていませんが、人感センサーを使ったトリガーは使っています。たとえば、「22時〜23時59分の間に30分間人感センサーが反応なかったらエアコンを消す」というオートメーションを作っています。
そうすれば、夜遅い時間に居眠りをして冷房がつけっぱなしになっていても、自動的に冷房を切ってくれて、風邪を引くのを予防できるという訳です。
Bluetooth Low Energyに対応
今までのNature Remoは赤外線リモコンのみ対応するものでしたが、Nature Remo3からBluetooth Low Energyという規格にも対応しました。
対応している機器は現時点で2つ。1つ目はmornin plusという自動でカーテンを開閉してくれる機器。
もう1つはスマホでドアの鍵を開閉してくれるQrio Lock。
コンパクトでシンプルな外観
非常にシンプルな外観をしています。他のインテリアを妨害しないデザインなので採用しやすくて良いですね。サイズも70×70×18mmと小さく、重量も約40gと軽く、全体として非常にコンパクトな印象です。
裏面から見ると、Micro USBの端子があります。電源コードを差しっぱなしで使うことになります。
付属のコードはこんな感じ。
壁掛けの穴が便利
こんな感じで壁に掛けて設置します。人感センサーがあるので、場所を選ぶ必要があるでしょう。
壁掛け用の穴が
こんな感じで用意されていて設置にも苦労しないのも嬉しいですね。
設定は難しくない
色々機能があるので多少の慣れも必要ではありますが、設定は意外と難しくありません。
リモコンとNature Remo3をこんな感じで近づけて、リモコンのボタンを押すだけで新たな家電を登録できます。慣れてしまえば、本当に簡単です。
SwitchBot Hub miniとの比較。違いを検証
スマートリモコンでNature Remo 3と並んで有名なのがSwitchBot Hub miniです。
両方ともスマートリモコンなので共通項も多いですが、比較して違いを検証してみましょう。
Nature Remo 3 | SwitchBot Hub Mini | |
温度計 | ◯ | 別売 |
湿度計 | ◯ | 別売 |
人感センサー | ◯ | × |
照度センサー | ◯ | × |
GPS | ◯ | × |
スマートスピーカー | Amazon Alexa Google Home Apple Siri | Amazon Alexa Google Home Apple Siri |
IFTTT | ◯ | ◯ |
カーテンロボット | 別売 | 別売 |
指ロボット | × | 別売 |
価格 | 9,980円 | 3,980円 |
Nature Remo 3は温度計・湿度計・人感センサー・照度センサーなどの各種センサーがデフォルトで付属していて、例えば「部屋が暗くなったら電気をつける」などの高度な状況での指令が可能です。各種センサーをトリガーにする場合はNature Remo 3に軍配が上がります。
一方、スマートカーテンは別売で両者とも対応していますが、スイッチを物理的に押す指ロボットはSwitchBot Hub Miniならではのオプションです。スマート家電に対していないお風呂の給湯器などをスマート家電化したい場合は、SwitchBot一択になるでしょう。SwitchBotは関連商品が多いので、目的のスマート機器がある場合はSwitchBotが有利に働くでしょう。
SwitchBotカーテン
SwitchBot指ロボット
関連:赤外線対応していない家電をスマートホーム化
赤外線対応のリモコンを付属している家電であればNature Remo 3でスマートホーム化できますが、赤外線対応していない家電もあります。そんな時に便利なのがこちら。
+style(プラススタイル)から発売されているスマートWi-Fiプラグです。コンセントと家電の間にプラグを入れることで、家電を強制的にオンオフします。
詳しくは下の記事をご覧ください。
【+Style スマートプラグ】スマホ対応していない家電を遠隔操作・自動操作する
関連:スマート機器を使った侵入者検知方法2選
自宅に不在時、侵入者の有無が分かればセキュリティレベルは上がります。
私が試した侵入者の発見方法は以下の2つ。
- Nature Remo 3の人感センサーを使う
- +style(プラススタイル)のスマートセンサー(ドア・窓)を使う
Nature Remo 3の人感センサーを使う
1つ目のNature Remo 3の人感センサーを使って侵入者を検知する方法については下の記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。
Nature Remo3の人感センサーを使って人の侵入を検知する
+style(プラススタイル)のスマートセンサーを使う
+style(プラススタイル)のスマートセンサーを使って侵入者を検出する方法もあります。ドアや窓に設置するセンサーで、磁石の力を使ってドアや窓の開閉を感知しスマホへ送信、侵入者がいたか否かが把握できます。
詳しくは下の記事をご覧ください。
+style(プラススタイル)スマートセンサー、ドアや窓に付けて防犯に役立てる
総括
この記事ではNature Remo 3をご紹介しました。
Nature Remoは決して必要不可欠なデバイスだとは思いませんが、一度導入すると生活がより豊かになります。「ただいま」といっただけで家電を色々つけてくれる等、使い方は設定によって色々広がります。
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