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ソニーから発売されている(もしくは発売予定の)サウンドバー「HT-A7000」・「HT-A5000」・「HT-A3000」。
単体でも臨場感と迫力のあるサウンドを楽しめるモデルですが、よりリアリティのある音を体感するためには、後ろ方向に用意されたリアスピーカーがあるに越したことはありません。
今回ご紹介するアイテムは、そんな一段上の体験をしたい方におすすめしたいリアスピーカー「SA-RS5」です。
先ほどの3つのサウンドバー「HT-A7000」・「HT-A5000」・「HT-A3000」の全てに対応し、いずれのサウンドバーも全方位からの音に包まれているような臨場感にアップグレードしてくれます。
当記事では、「SA-RS5」の特徴、実際に使ってみて感じた良いポイント・惜しいポイントをまとめました。気になる方はぜひチェックしてみてください。
SONY・SA-RS5の概要
「SA-RS5」は、ソニーが販売するワイヤレスリアスピーカーです。詳細なスペックは以下の通り。
製品名 | SA-RS5 |
製品サイズ | 幅145×高さ250×奥行134mm |
重量 | 2.4kg |
カラー展開 | ブラック |
チャンネル数 | 左3ch、右3ch |
実力最大出力数 | トータル180W(左90W・右90W) |
電池持続時間 | 10時間 |
充電時間 | 4時間 |
ソファなど座る位置の後方に左右に1つずつ配置します。
サウンドバーとリアスピーカーの接続は無線でなされるワイヤレスタイプのモデルになり、更に電池内蔵なので電源ケーブルも常時接続する必要がありません。
SONY・SA-RS5の外観レビュー
SA-RS5の外箱からチェック。
中身を確認すると・・・
商品の同梱物は、上写真の左上から時計回りに
- リアスピーカー本体2つ
- 取扱説明書等の書類
- ACアダプター2つ
- ケーブルガイド
本体を確認してみると・・・
フロント上部にトゥイーター(10W)・フロント中部にウーファー(40W)・両サイドにはパッシブラジエーター・本体上部にはイネーブルドスピーカー(40W)が搭載されています。
これらを組み合わせることで立体感のある音場が出来上がります。
側面から見てみると・・・
写真の右側が背面になりますが、平べったい形状をしています。これにより壁側に置いたり壁側にスピーカーを掛けたりしやすくなっています。
全体的な素材はファブリック素材。どこか柔らかい印象を与えます。
一方、リアスピーカーの上部はグリル状になっていて金属製です。
上部は全体がイネーブルドスピーカーになっていて、音を天井に反射させ、あたかも上から音が降り注いでいるような感覚になる技術が採用されています。
上部にはボタンが2つあります。
左側が電源ボタン。そして、右側がオプティマイズボタン。このボタンを一押しすれば音場補正が完了します。
底面はこんな感じ。
電源ケーブルを部分的に格納できるようになっています。
背面は・・・
上部に取り外しできる蓋がついています。工具を使って取り外すと・・・
壁掛け用のフックとスタンド用のネジ穴があります。
電源が付いている際は、下の写真のように緑色のライトが点灯します。
白い3つのライトは電池の残量を示します。
SONY・SA-RS5の良い点・メリット
実際に使ってみて感じたSA-RS5の良い点としては、
- 全方位から臨場感ある音を楽しめる
- バッテリー内蔵で好きな位置に設置可能
- 設定が簡単
- リアスピーカーのみの音量調整可能
順番に紹介します。
全方位から臨場感ある音を楽しめる
サウンドバー「HT-A7000」単体でも様々な方向からの臨場感ある音が楽しめます。天井や壁からの音の反射とバーチャルサラウンド技術により、あらゆる方向から音が聞こえるように感じます。
しかし、座っている位置の後ろ側に物理的なリアスピーカーを置くと、後方からの音の臨場感が格段に増します。
更に、 SA-RS5は左右両方にイネーブルドスピーカーが搭載されているので、サウンドバーと合わせて4つの上向きのスピーカーにより音場が作られます。音が自分の真上・左右の上・前後の上といったようにあらゆる方向から聞こえて、音に包まれている感覚に陥ります。
これまでソニーのホームシアターシステム「HT-A9」専用の機能だった360 Spatial Sound Mappingが、SA-RS5とサウンドバーを連動させることでサウンドバーでも使えるようになったのですが、これを使うとその音の臨場感が桁違いです。
ファントムスピーカーというものを空間上に作り出して、そこから音が鳴っているように聞こえるので、まるで自分が映画の世界に飛び込んでしまったように感じる程です。
バッテリー内蔵で好きな位置に設置可能
SA-RS5はバッテリーが内蔵されているリアスピーカーなので、電源ケーブルを気にすることなく自由なレイアウトでスピーカーを配置できる点も魅力です。
家によってはリアスピーカーを置くべき位置にコンセントがない、そんな悩みがあるかもしれません。
しかし、SA-RS5は電源ケーブルを常時接続する必要がなく、更に、サウンドバーとリアスピーカーの接続もワイヤレスなので、リアスピーカーの配置が完全に自由です。
バッテリーはフル充電(4時間)で最大10時間の再生が可能です。
また、うっかり充電をし忘れてしまった場合、10分の急速充電で最大90分の再生に対応しているので、万が一の時もリカバリーが可能です。
設定が簡単
設定は電源ボタンを入れるだけ。それだけでサウンドバーに自動接続します。
また、SA-RS5は場所を自由に変えて使えるリアスピーカーなので、普段とは違う位置に置いて使うことも考えられます。
その場合でも、写真右側のオプティマイズボタンを1回押せばすぐに自動で音場補正を行い、リアスピーカーの位置に最適化したサラウンドを作り上げます。
リアスピーカーのみの音量調整可能
SA-RS5は、HT-A7000などのサウンドバー側のリモコンを使うことが可能です。そして、リモコンにはリアスピーカー単体の音量調整ボタンが付いているので、自分の好みのボリュームで後方の音を楽しむことができます。
SONY・SA-RS5の惜しい点・デメリット
実際に使ってみて感じたSA-RS5の惜しい点としては、価格が高いことが挙げられます。
2022年9月時点のAmazonの価格が65,029円。これ一つで通常のサウンドバーを買えそうな価格です。
よって、SA-RS5は誰しもにお薦めできるアイテムではありません。サウンドバー「HT-A7000」・「HT-A5000」・「HT-A3000」を買って上質なサラウンドを体験し、更なる高みを体験したい方に向けたアイテムだと思います。
一度このリアスピーカーを使えば、あらゆる角度から音が発生しているように感じ、まるで最先端の映画館に来たかのような上質な経験が得られます。
価格が高いのもやむを得ないと個人的には思います。
廉価版のSA-RS3Sも検討してみてはいかが?
SA-RS5がどうしても高くて手に入れづらいという方は、SA-RS3Sを検討してみても良いかもしれません。
内蔵電池とイネーブルドスピーカーは搭載されていませんが、そのぶん価格は約20,000円ほど安くなっています。
音の臨場感やスピーカーの配置の自由度を求めるならSA-RS5、価格ならSA-RS3S。選ぶポイントはそんなところだと思います。
関連製品
サウンドバー
HT-A7000
HT-A5000
HT-A3000
SA-RS5に接続できるサウンドバーは、「HT-A7000」・「HT-A5000」・「HT-A3000」の3モデルです。
HT-A7000が一番高機能かつ高額のサウンドバーで、HT-A3000が機能を絞って価格を抑えたモデルになります。
HT-A7000のレビューや3モデルの比較については、下の記事をご覧ください。
サブウーファー
SA-SW5
SA-SW3
リアスピーカー以外にも上記サウンドバーに対応するスピーカーとして、サブウーファーがあります。
上位モデルがSA-SW5・下位モデルがSA-SW3となっています。
サブウーファーについては下の記事をご覧ください。
ソニーのサブウーファー「SA-SW5 」レビュー。低音の迫力が抜群です。
SA-RS5 レビューまとめ
この記事ではSA-RS5をご紹介しました。レビューを振り返るとこんな感じです。
HT-A7000などのサウンドバーのサラウンド環境をアップグレードができるSA-RS5。
映画やゲームなどをする際に上質な環境を求める方にはおすすめのアイテムだと思います。
自分を中心に音が360度広がっているような感覚はなんとも不思議な経験です。映画館でなく自宅でこれを経験できると思えば、多少価格が高くても仕方がないのかなと個人的には思います。
音響にこだわる方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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