コトモノライフを読んで頂きありがとうございます。管理人のるっき(@CotomonoL)です。
プロジェクターを導入したい、その中でもXGIMIの製品が気になる、そんな方もいると思います。でも、どの製品を選べば良いか決めきれない。
そんな方向けに、XGIMIの据え置き型プロジェクター3機種(Elfin・HORIZON Pro・HORIZON)とモバイルプロジェクター3機種(Halo・MoGo Pro・MoGo)を比較しましたので、ご参考にしていただけたら嬉しいです。
HORIZONについてはレビュー記事を書いていますので、興味のある方はご覧ください。
【XGIMI HORIZON】明るい場所で使える家庭用フルHDプロジェクター。HORIZON ProやAnker Nebula Cosmosと比較もしました。
XGIMI(エクスジミー)とは?
XGIMI TECHNOLOGYは中国の成都で2013年に設立されたプロジェクターを主力製品とするメーカーです。
日本ではまだメジャーではありませんが、中国のプロジェクター市場ではシェア1位となっていて今後注目の企業です。OEMも受けていて、大人気のプロジェクター付きシーリングライト「popin Aladdin」のプロジェクター部分にXGIMIが携わっているようです。
XGIMIのプロジェクターの選定方法
用途で選ぶ
XGIMIのプロジェクターは、冒頭でも記載した通り据え置き型とモバイル型の2種類あります。
据え置き型は文字通り、1箇所に据え置いて使うことを目的とするプロジェクターです。自宅やオフィスなどに設置し、移動させることは基本的にありません。当然、バッテリーが備わっていないモデルとなります。
一方、モバイル型はバッテリーを搭載し、外出時や屋外などでの利用も想定しているモデルになります。
1箇所だけで利用するのか、それとも持ち出して使うのか。それによって選ぶモデルが変わるでしょう。
明るさ(ANSIルーメン)で選ぶ
XGIMIのプロジェクターは非常に明るい機種から明るさが控え目な機種まで幅が広いです。プロジェクターの光が明るいと明るい部屋でも問題なく見ることができるので、明るさはプロジェクターにおいて非常に重要になります。夜間だけの使用なのか、日中にも使うことがあるのか。そこら辺を加味しながら機種選びをしましょう。
解像度で選ぶ
4k画質のテレビ放送やゲームなどをする方は解像度を軸にプロジェクター選びをすることになります。その場合、フルHDだと役不足なので、今回ご紹介するプロジェクターの中だと4k画質対応のHorizon Proの一択になるでしょう。
XGIMIプロジェクター・スペック比較
続いて、XGIMIのプロジェクターのスペックを比べてみましょう。
据え置き型プロジェクター比較
まずは据置タイプ3機種から。
Elfin | Horizon Pro | Horizon | |
イメージ | |||
税込価格 | 78,900円 | 176,880円 | 129,800円 |
サイズ | 192.1×194.19×48.31mm | 208.4×218.4×136.2mm | 208.4×218.4×136.2mm |
重量 | 0.9kg | 2.9kg | 2.9kg |
搭載OS | Android TV 10.0 | Android TV 10.0 | Android TV 10.0 |
解像度 | 1920×1080(フルHD) | 3840×2160(4k) | 1920×1080(フルHD) |
明るさ | 600〜800ANSIルーメン | 2200ANSIルーメン | 2200ANSIルーメン |
推奨投影サイズ | 40〜300インチ | 30〜300インチ | 30〜300インチ |
ストレージ | 16GB | 32GB | 32GB |
入力 | HDMI2.0×1 USB A 2.0×1 | HDMI2.0×2 USB A 2.0×2 LAN×1 | HDMI2.0×2 USB A 2.0×2 LAN×1 |
出力 | ヘッドホンジャック×1 | ヘッドホンジャック×1 OPTICAL×1(光デジタル) | ヘッドホンジャック×1 OPTICAL×1(光デジタル) |
Wi-Fi | デュアルバンド 2.4/5GHz、802.11a/b/g/n/ac | デュアルバンド 2.4/5GHz、802.11a/b/g/h | デュアルバンド 2.4/5GHz、802.11a/b/g/h |
Bluetooth | Bluetooth5.0/BLE | Bluetooth5.0 | Bluetooth5.0 |
台形補正範囲 | 垂直±40度、水平±40度 | 垂直±40度、水平±40度 手動の場合、水平±45度 | 垂直±40度、水平±40度 手動の場合、水平±45度 |
自動台形補正 | 垂直、水平 | 垂直、水平 | 垂直、水平 |
リモコン | Bluetooth | Bluetooth | Bluetooth |
Chromecast | 対応 | 対応 | 対応 |
スピーカー | Harman Kardon 3W×2基 | Harman Kardon 8W×2基 | Harman Kardon 8W×2基 |
ノイズレベル | 30dB未満 | 30dB未満 | 30dB未満 |
HORIZON ProとHORIZONの違い
まず、HORIZON ProとHORIZONを比べてみると、解像度がHORIZON Proは3840×2160で4K対応しているのに対して、HORIZONの解像度は1920×1080でフルHD対応となっています。性能差はこれだけ。あとは、HORIZON Proのカラーがブラックなのに対して、HORIZONはシルバーになっています。
よって、4Kを求める方はHORIZON Proが必要でしょうが、それ以外の方はHORIZON Proである必要性はありません。
ElfinとHORIZONシリーズの違い
基本的にはHORIZONシリーズの機能を一部絞ったのがElfinという位置付けです。
明るさがHORIZONシリーズは2200ANSIルーメンなのに対して、Elfinは600〜800ANSIルーメン。Elfinでも十分に明るいですが、明るさを最優先する場合はHORIZONシリーズの方が良いでしょう。
また、Elfinの方が入出力端子も少なく、多くの機器と接続する等汎用性を高く使用したい場合はHORIZONシリーズを選ぶ必要があります。ストレージやスピーカーもHORIZONシリーズの方が優れています。
逆にElfinの方が優れている点もあり、3D対応されている点もElfinのメリットです。更にBLEに対応しているのもElfin独自の特徴です。
ElfinとHORIZONシリーズの共通点
ElfinとHORIZONシリーズには共通点も多く存在します。リスト化してみると・・・
- 大画面での動画視聴が可能
- Android TVが採用され、アプリを追加することでいろんな動画を見れる
- 高速起動(約5秒ほどで起動します)
- 自動台形補正機能が搭載され場所を選ばずに楽しめる(上下左右40度)
- オートフォーカスや障害物検知機能搭載
- 三脚用の穴が付いているので設置の仕方が工夫できる
- Chromecast機能が搭載
- Google Assistant対応
- Bluetoothリモコンなので、壁やスクリーンに向けてリモコン操作しても機能する
据え置き型ならどの機種が良いか
使い方によって選ぶべき機種が分かれると思うので、まとめてみました。
価格が高くても4Kの高解像度を使いたい方 昼間や明るい部屋でも使いたい方 たくさんの機器と接続する必要がある方 | Horizon Pro |
解像度はフルHDでも問題ない方 昼間や明るい部屋でも使いたい方 たくさんの機器と接続する必要がある方 | Horizon |
解像度はフルHDでも問題ない方 価格を重要視する方 据置型プロジェクターを好むけど、コンパクトで設置場所に困らないタイプが欲しい方 | Elfin |
モバイルプロジェクター比較
続いて、モバイルプロジェクター3機種をご紹介。いずれも据置タイプに比べると明るさは控え目になっています。モバイルなのでバッテリーを搭載しているのも特徴です。
Halo | Mogo Pro | MoGo | |
イメージ | |||
税込価格 | 96,800円 | 66,600円 | 44,800円 |
サイズ | 171.5×145×113.5mm | 146×105.5×94.5mm | 146×105.5×94.5mm |
重量 | 1.6kg | 0.9kg | 0.9kg |
搭載OS | Android 9.0 | Android 9.0 | Android 9.0 |
解像度 | 1920×1080(フルHD) | 1920×1080(フルHD) | 960×540 |
明るさ | 600〜800ANSIルーメン | 300ANSIルーメン | 210ANSIルーメン |
推奨投影サイズ | 30〜100インチ | 30〜100インチ | 30〜100インチ |
連続使用時間 | 動画2〜4時間または 音楽8時間 | 動画2〜4時間または 音楽8時間 | 動画2〜4時間または 音楽8時間 |
ストレージ | 16GB | 16GB | 16GB |
入力 | HDMI×1 USB A 2.0×1 | HDMI×1 USB A 2.0×1 | HDMI×1 USB A 2.0×1 |
出力 | ヘッドホンジャック×1 | ヘッドホンジャック×1 | ヘッドホンジャック×1 |
Wi-Fi | デュアルバンド 2.4/5GHz、802.11a/b/g/n | デュアルバンド 2.4/5GHz、802.11a/b/g/n | デュアルバンド 2.4/5GHz、802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth4.2/5.0 | Bluetooth4.2/5.0 | Bluetooth4.2/5.0 |
台形補正範囲 | 直±40度、水平±40度 | 直±40度、水平±40度 | 直±40度、水平±40度 |
自動台形補正 | 垂直のみ ※水平は手動 | 垂直のみ ※水平は手動 | |
リモコン | Bluetooth | Bluetooth | Bluetooth |
Chromecast | 対応 | 対応 | 対応 |
スピーカー | Harman Kardon 5W×2基 | Harman Kardon 3W×2基 | Harman Kardon 3W×2基 |
ノイズレベル | 30dB未満 | 30dB未満 | 30dB未満 |
モバイルプロジェクターならどの機種が良いか
使い方によって選ぶべき機種が分かれると思うので、まとめてみました。
価格が高くてもフルHDの高解像度を使いたい方 昼間や明るい部屋でも使いたい方 高音質を求める方 | Halo |
フルHDの高解像度を使いたいが、ある程度価格を抑えたい方 明るさを重視しない方 持ち運ぶ頻度が高い方 | Mogo Pro |
解像度はそこそこで問題ない方 価格を重要視する方 明るさを重視しない方 持ち運ぶ頻度が高い方 | MoGo |
関連:XGIMI HORIZONレビュー
ここまでXGIMIのプロジェクターを紹介してきましたが、私が購入したのはHORIZONです。2200ANSIルーメンの明るさと豊富な接続端子が特徴の高機能モデル。決して安いものではありませんが、価格以上の満足度を得られます。
詳しいレビューは下の記事に記載していますので、よろしければご覧ください。
【XGIMI HORIZON】明るい場所で使える家庭用フルHDプロジェクター。HORIZON ProやAnker Nebula Cosmosと比較もしました。
XGIMI製品に最適のプロジェクター台
XGIMIのプロジェクターの本体に上下方向の角度をつけたい場合に便利なのが、同じくXGIMI製のプロジェクタースタンドです。
こんな感じで最大12度まで角度がつくので、スクリーンや壁に投影する位置を変更したい場合に便利です。
詳しくは下の記事をご覧ください。
【XGIMIデスクトップスタンド】角度調整可能なプロジェクター台が便利すぎる
関連:ホームシアターを実現するためのアイテム達
プロジェクターを導入したら、更にアイテムを買い足してホームシアター環境を構築したくなるかもしれません。
例えば、
- スクリーン
- スピーカーシステム
- HDDレコーダー(ブルーレイディスクレコーダー)
これらが揃えば映画を見る環境としても最高のものが構築でき、更にテレビまで見ることができます。
詳しく解説した下の記事もよろしければご覧ください。
【割安で大画面テレビ代わり】プロジェクターとブルーレイレコーダーで理想のホームシアター環境を作る
※オススメのアイテムのリンクも貼っておきます。
スクリーン
スピーカー
HDDレコーダー
総括
この記事ではXGIMIのプロジェクターを比較紹介しました。
どのプロジェクターも魅力的でなかなか選択が難しいところですが、個人的には明るさが何よりも重要だと思っています。日中でも気軽に使えるのは明るいプロジェクターです。予算と明るさのバランスで考えてみてはいかがでしょうか。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。